労働傷病兵社会省によると、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で労働者の解雇や無給休暇が続く中、ベトナム国内で4月に新規に失業保険を申請した人は約10万2000人で、前月と比べて+9%増加した。
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年初から4月末までの間に労働契約を解除された労働者数は67万人に上った。社会的隔離措置の終了に伴い、5月に入ってからはこの状況が改善し、求人市場も回復に向かっている。
一方、一部企業では新型コロナウイルス感染症に便乗し、年配の労働者を一方的に解雇する傾向がみられる。労働傷病兵社会省は、企業に違法解雇をさせないよう、地元当局と協力し政策の周知を行っている。
なお、北中部地方など一部地方では、労働契約を解除され生活費もなくなったことなどが原因で労働者が社会保険金(年金)の一括支払いを申請するケースが相次いでいる。当局は年金の一括受け取りを避けるよう労働者の説得に努めている。