ハノイ:盗伐防止で街路樹の黄壇の木を「鉄の鎧」でガード

2020/06/17 04:27 JST配信

 ハノイ市カウザイ区グエンバンフエン(Nguyen Van Huyen)通りでは、街路樹として植えられている黄壇(壇木の一種、学名:Dalbergia tonkinensis)の木の盗伐を防ぐため、木の根元から約2mの高さまで円柱状の鉄製の柵ですっぽりと囲む作業が進められている。

(C) tienphong
(C) tienphong

 市はこの通りに植えられている黄壇の木34本に「鉄の鎧」を着せるほか、防犯カメラも設置し、さらには夜間にパトロール隊を配置するなど盗伐対策を徹底している。

 黄壇の木は、ベトナムにおいて希少かつ貴重な樹木とされており、営利目的での密売は一切禁止されているが、同市では近年、夜間に街路樹の黄壇の木が盗伐される事件が多発している。なお、ハノイ市内には黄壇の木が約3800本が植えられている。

 工事担当者は、「美観を損ねることは承知の上だが、被害を抑えるためには必要なことだ」と語った。

[Tien Phong 13:58 15/06/2020 U]
※VIETJOは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。
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