【5/16(金) ウェビナー開催】 そろそろ対応開始、グローバル・ミニマム課税 (PR)

　公安省傘下の治安捜査機関は22日、最高民人検察院の承認のもと、国家機密情報の漏洩・略奪・売買の容疑でハノイ市人民委員会グエン・ドゥック・チュン主席の専属運転手を含む側近ら3人を逮捕した。

(C) vnexpress

　逮捕されたのは以下の3人。

◇グエン・アイン・ゴック容疑者(男・46歳、ロンビエン区在住)：ハノイ市人民委員会書記部の職員。

◇グエン・ホアン・チュン容疑者(男・37歳、ハイバーチュン区在住)：チュン主席の専属運転手。

◇ファム・クアン・ズン容疑者(男・37歳、タインチー郡在住)：公安省傘下の密輸経済汚職犯罪捜査警察局(C03)の警察官。

　情報筋によると、容疑者3人は、携帯電話小売チェーン「ニャットクオン・モバイル(Nhat Cuong Mobile)」を運営するニャットクオン貿易・技術サービス(Nhat Cuong Trading & Technical Services)やその系列企業、ハノイ市計画投資局における違反事件に関連する捜査書類を略奪した形跡が見つかっている。

　治安捜査機関はこれに先立つ13日、3人に対し緊急の家宅捜索および事務所の立ち入り検査を実施し、続く16日に違反の形跡から刑事事件として立件したことを明らかにした。

　ニャットクオン貿易・技術サービスとその系列企業は情報技術(IT)分野で実績がほとんどなかったにもかかわらず、市民データベースやオンライン公共サービス、監視カメラなど、ハノイ市の数多くの電子政府事業を手掛けた。しかし、開発した商品はトラブルが頻繁に発生し、品質が低いと指摘されている。

　この事件をめぐり、公安省はこれまでに同社とその系列企業の従業員と同市の高級官僚ら26人を容疑者として逮捕した。容疑者らは、密輸密売容疑、会計に関する規定に違反し甚大な被害をもたらした容疑、マネーロンダリング容疑、競売入札に関する規定に違反し甚大な被害をもたらした容疑などで捜査を受けている。