公安省傘下の密輸経済汚職犯罪捜査警察局(C03)は14日、携帯電話小売チェーン「ニャットクオン・モバイル(Nhat Cuong Mobile)」を運営するニャットクオン貿易・技術サービス(Nhat Cuong Trading & Technical Services)のブイ・クアン・フイ社長(男・45歳、ハノイ市在住)を密輸・密売と脱税の容疑で逮捕した。
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フイ容疑者に協力した他の容疑者8人も同じ容疑で逮捕された。容疑者計9人は、密輸・密売に関する刑事法第188条4項(量刑:禁錮12~20年)と、会計規定に違反し甚大な被害をもたらしたことに関する同法第221条(同:禁錮10~20年)に触れたとされる。
同社はハノイ市で「ニャットクオン・モバイル」9店舗を展開している。警察はこれに先立つ9日、全9店舗とアフターケアサービスセンターの立ち入り検査を一斉に実施し、店舗に陳列されている商品や書類などを押収した。
フイ容疑者はニャットクオン・ソフトウェア(Nhat Cuong Software)の法的代表でもある。
ニャットクオン・ソフトウェアは2016年の設立。実績がほとんどないにもかかわらず、市民データベースやオンライン公共サービスのほか、教育管理システム、医療施設管理システム、市民医療記録データ管理システム、監視カメラなど、ハノイ市の数多くの電子政府事業を手掛けたとしている。
同社の開発した商品はトラブルが頻繁に発生し、品質が低いと指摘されている。