日本の気象庁が発表したデータによると、ベトナム現地時間の9日午後1時にフィリピン東の海上で発生した台風13号(アジア名:ヴァムコー、日本では台風22号)は、10日午前7時の時点でフィリピンの東に位置しており、1時間に15kmの速さで北西へ進んでいる。中心気圧は1000hPa、中心付近の最大風速は20m/s、最大瞬間風速は30m/s。
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台風13号は今後発達しながら、台風12号(アジア名:アータウ、日本では台風21号)の進路を追う形で西に進み、フィリピンを横断した後、南シナ海に抜けると見られている。14日から15日にかけてベトナムの中部から南中部に接近し、広い範囲に大雨を降らせると予想されている。
なお、台風13号のアジア名ヴァムコーは、ベトナムが用意した名前で、意味は「ベトナム南部の川の名前」。
これに先立ち発生した台風12号は、ベトナム現地時間の10日午前8時の時点で、南中部沿岸地方の東の海上に位置している。この台風の影響で、同地方の◇ビンディン省、◇ニントゥアン省、◇クアンガイ省、◇フーイエン省などが豪雨と強風に見舞われており、多くの地域で停電が発生している。