保健省の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に関する12日午後の発表によると、4省・市で市中感染者30人が新たに確認された。

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　新規の市中感染者の内訳は、◇南中部沿岸地方ダナン市：20人、◇ハノイ市：7人、◇東北部地方バクザン省：2人、◇東北部地方フート省：1人。いずれも隔離区域で感染が確認された。

　午前と正午、午後の発表を合わせると、同日に確認された感染者数は計86人、うち市中感染が11省・市の計82人となっている。

　12日午後6時の保健省の発表時点でベトナム国内の新型コロナ累計感染者数は3623人。

　市中感染の拡大を受けて、ホーチミン市は対策をさらに強化している。同市交通運輸局は市内のバスターミナルや旅客輸送事業者に対し、13日午前0時より同市と感染流行地域を結ぶ公共交通手段の運行を一時停止するよう要請した。

　さらに15日午前0時より、他省から同市に繋がる陸路と水路の各ルートに検問所を再設置し、市の出入りの監視を強化する。

　また、ダナン市、北部紅河デルタ地方バクニン省、バクザン省では工業団地での集団感染が発生しており、ブー・ドゥック・ダム副首相は感染者の接触者(F1)やF1の接触者(F2)の特定と検査を急ぎ、感染を広げないよう指導した。

　4月27日以降に確認された市中感染は26省・市の計611人。内訳は、◇ハノイ市：162人、◇バクニン省：124人、◇バクザン省：81人、◇ダナン市：80人、◇北部紅河デルタ地方ビンフック省：73人、◇北部紅河デルタ地方フンイエン省：20人、◇北部紅河デルタ地方ハナム省：17人、◇北部紅河デルタ地方タイビン省：9人、◇北部紅河デルタ地方ハイズオン省：7人、◇東北部地方ランソン省：6人、◇西北部地方ホアビン省：5人、◇北中部地方トゥアティエン・フエ省：4人、◇南中部沿岸地方クアンナム省：3人、◇北中部地方クアンチ省：3人、◇北部紅河デルタ地方ナムディン省：3人、◇西北部地方ディエンビエン省：2人、◇南中部高原地方ダクラク省：2人、◇フート省：2人、◇西北部地方イエンバイ省：1人、◇ホーチミン市：1人、◇南中部沿岸地方クアンガイ省：1人、◇東南部地方ドンナイ省：1人、◇北中部地方タインホア省：1人、◇北中部地方ゲアン省：1人、◇東北部地方クアンニン省：1人、◇北部紅河デルタ地方ハイフォン市：1人。