グエン・タイン・ロン保健相は8日、2021~2022年の新型コロナウイルスワクチン接種実施計画に関する決定第3355号/QD-BYTを公布した。計画は目標として、2021年末までに18歳以上の国民の少なくとも50%へのワクチン接種と、2022年3月末までに人口の70%以上へのワクチン接種を掲げている。
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ワクチン接種は7月から公立及び民間の医療施設約1万9000か所で実施する。現在の感染状況から、次の4種類の地方(省・中央直轄市)での接種を優先する。◇感染が流行している地方、◇重点経済地域に属する地方または政府の経済開発案件を試行している地方、◇多くの工業団地・工業指定地域があり、人口の多い地方、◇国境・国境検問所・外国との交流がある地方。
ワクチン接種を優先的に受けられるのは感染対策の従事者や経済を支えている人たちで、以下の16種類を挙げている。◇医療従事者、◇防疫業務従事者、◇軍隊、◇警察、◇外国に派遣される外交関係者及び国内の外交機関や外国組織の職員、◇税関や入国管理機関の職員、◇航空・輸送・観光・電気・水道など必要不可欠なサービスを提供する人、◇教員・学生・生徒、多くの人と接する機会のある行政機関・法律関連組織・公証役場・競売所などの職員、◇慢性疾患患者・65歳以上の人、◇感染流行地域の住民、◇貧困者・社会政策受益者、◇出張・留学・労働の目的で外国に派遣される人、ベトナムで働く外国人専門家、◇企業(工業団地・輸出加工区・輸送・金融・観光など)の従業員及びその家族、必要不可欠なサービス(宿泊・飲食・銀行・ヘルスケア・薬局・小売・卸売・市場・建設・観光など)の従事者、◇宗教関係者、◇フリーランス労働者、◇保健相・省・市人民委員会主席の決定及びワクチン提供組織の提案による人。