ベトナム人民軍の軍医学院と地場ベトアー・テクノロジー・コーポレーション(Viet A Technology Corporation、ホーチミン市)から成るコンソーシアムによる新型コロナウイルス検査キットの研究開発(R&D)、評価、流通認可、価格設定、購買調達に関する汚職事件で、南中部沿岸地方ダナン市保健局傘下の疾病管制センター(CDCダナン)のトン・タット・タイン所長(男・58歳)が20日、同市警察によって逮捕された。
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タイン容疑者は刑事法第353条に抵触し、公的資産横領容疑で捜査を受けることになっている。
CDCダナンの別の幹部2人も同事件に関与して同じ容疑をかけられ、このうち1人が逮捕、1人が在宅起訴された。
ダナン市警察の捜査結果によると、容疑者らは新型コロナウイルス検査キットを調達する際、ベトアーと結託して帳簿を粉飾するなどして国から41億VND(約2400万円)を横領していたとされる。
警察は同事件を巡り、裏付け捜査を進めている。