新型コロナウイルスのオミクロン株の亜系統である「BA.5」が国内で初めて確認されたことを受け、ホーチミン市は、感染リスクが高い市内10地区に対し、新型コロナ治療施設の再稼働を準備するよう指示した。
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感染リスクが高いとされているのは、◇ビンタン区、◇ビンチャイン郡、◇ビンタイン区、◇12区、◇タンフー区、◇ニャーベー郡、◇ゴーバップ区、◇4区、◇トゥードゥック市、◇6区の10地区。これらの地区は、「BA.5」の流行が拡大した場合、感染者の急増が懸念されている。
世界保健機関(WHO)の資料によると、世界における新型コロナの流行状況は現在、◇BA.2、◇BA.4、◇BA.5のオミクロン株亜系統3種が主流となっている。BA.5は先日、ベトナム国内への流入が確認されたばかりで、近い将来、症例数の増加が予想されている。
効果的な予防策はワクチン接種だが、市内の3回目接種率は高いものの、4回目接種率はまだ低いのが現状。前述の10地区は3回目と4回目の接種率が低く、「BA.5」の感染拡大が最も懸念されている地域だ。