23日午後にフィリピンの東で発生した台風4号(アジア名:ノルー、日本では台風16号)は勢力を強めながら西に進んでいる。
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ベトナム国立水文気象予報センター(NCHMF)によると、台風4号は25日午後にフィリピンのルソン島に上陸。翌朝には南シナ海に抜けて、そのまま西進を続け、28日にベトナム中部に上陸する見通し。各国メディアは27日夜以降、南中部沿岸地方トゥアティエン・フエ省からビンディン省にかけての地域では暴風雨への警戒が必要としている。
日本の気象庁が発表したデータによると、台風4号はベトナム時間26日午前7時の時点で南シナ海に位置しており、1時間に25kmの速さで西へ進んでいる。中心気圧は975hPa、最大風速は35m/s、最大瞬間風速は50m/s。
ベトナムメディアによると、今回発生した台風4号は、過去20年にベトナムを襲った台風のうち、最も強い台風4つのうちの1つに含まれるとし、警戒を強めており、南中部沿岸地方のトゥアティエン・フエ省とクアンガイ省では、21万3000世帯の約37万人の避難に向けて準備を進めている。