2009年に21.9%だった、ホーチミン市の生徒における過体重・肥満児の割合は、2019年に43.7%まで増加した。ホーチミン市の生徒における過体重・肥満児の割合は全国の倍となっている。
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ファムゴックタック医科大学がこのほど開いた、子供の運動や体力に関するセミナーでホーチミン市疾病管制センター(HCDC)のファム・ゴック・オアイン栄養科長が報告したもので、ホーチミン市内33校(小学校10校、中学校12校、高校11校)、1万2000人あまりの生徒を対象に調査が行われた。
小学校、中学校、高校における2009年と2019年の過体重・肥満率は次のとおり。
◇小学校:2009年38.5%、2019年56.9%
◇中学校:2009年15.7%、2019年41.9%
◇高校:2009年9.4%、2019年25.3%
◇小・中・高校全体:2009年21.9%、2019年43.7%
この調査では、過体重・肥満率は小学生で高く、女子生徒より男子生徒の方が高く、郊外の生徒より都心の生徒の方が高いことが分かっている。
米国の2~19歳の肥満率は18.8%、中国の7~18歳の肥満率は19.4%であることから、ホーチミン市の生徒の過体重・肥満率が非常に高いことがわかる。
原因は、ホーチミン市の生徒が運動をすることが非常に少ないためとみられる。ファムゴックタック医科大学公衆衛生科タン・キム・ホン副科長によると、ホーチミン市の生徒は運動が非常に少なく、5年間の調査では、7週間のあいだに1日60分以上身体を使った運動をしていた中学生の割合は26.1%に過ぎなかった。