- ふたご座流星群、13日夜に見ごろ
- 今年は月明かりもなく絶好の観測条件
- 肉眼でも観測可能
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ベトナム宇宙天文学会によると、12月13日(水)の夜から14日(木)の早朝にかけて、ふたご座流星群が国内で見ごろを迎える。
(C)Lao Dong |
ふたご座流星群は、小惑星ファエトンに起因する唯一の年周流星群として知られる。ファエトンは、太陽を524日かけて周回する直径約5kmの地球近傍小惑星。ふたご座流星群は、流星の出現数も多く、火球と呼ばれる特に明るい流星も観測しやすいとされている。
今年のふたご座流星群は、月明かりの影響を受けることがないため、空が晴れて大気汚染の影響も少ない場合は、絶好の観測条件が整うと見られる。
ふたご座は13日の午後8時から東の空に昇りはじめ、真夜中に天頂近くまで昇り、その後、徐々に西の地平線に移動していく。そのため、ふたご座流星群は一晩中観測可能ということになるが、理想的な時間帯は、やはり真夜中以降となる。
なお、ベトナム宇宙天文学会は、ふたご座流星群の観測について、特に補助器具などは必要なく、肉眼で観測するのがベストで、視野の開けた光害のないところを選ぶのが良いとアドバイスしている。