- 歩道使用料、1月徴収開始は間に合わず
- 徴収方法や規定の整備に遅れ
- 今年7月の徴収開始に向けて調整中
ホーチミン市人民評議会は、昨年9月に開いた第10期第11回会議で、市内の歩道や道路の一部を一時的に使用する法人や個人に対する使用料を規定する決議を採択し、2024年1月1日から適用するとしていた。しかし、同市人民委員会によると、徴収方法や手続きに関する規定の整備が間に合わず、予定していた1月1日からの徴収が実施されていない。
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現在、中心部の一部の地区では、使用料徴収の開始に備えて、広い歩道を持つ道路のリストアップや道路標示の整備を進めている。路床や歩道などは、交通インフラに属すると規定されているが、個人や法人が一時的に使用する方法について、法律や政令では規定が設けてられていなかった。
この状況を受けて、市は各道路の地価に基づいて歩道・道路使用料を徴収することを決定。使用料を徴収することで、都市美観を高めるとともに、違法な道路占有の取り締まりを強化することが狙いとされている。
決議によると、市内を5つのエリアに分けて、営利目的と路上駐車でそれぞれ使用料を徴収。1m2当たりの月額使用料は、営利目的で2万~10万VND(約120~600円)、路上駐車で5万~35万VND(約300~2100円)と規定された。
同市交通運輸局は現在、7月からの歩道・道路使用料の徴収開始に向けて関連機関と調整を進めている。