- 事件を証言のベトナム人男性を逮捕
- タイ国内にて無許可でツアーガイド
- 男性は被害者の知人として事件を証言
タイ警察は16日、首都バンコク中心部の5つ星ホテルの客室で7月中旬に、宿泊客のベトナム人4人とベトナム系米国人2人の計6人の遺体が発見された事件に関連して、同事件の証人となったベトナム人ガイドのファン・ゴック・ブー氏(男性・35歳)を違法ガイドの疑いで逮捕した。
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タイ紙「カーウ・ソット」によると、警察は観光局と協力してバンコク市内のホテルにいた同氏を逮捕。警察は同氏の行動を1か月にわたって監視した結果、同氏が無許可でツアーガイドをしているとの確信に至った。
同氏は7月17日、前述の6人の遺体が見つかった事件について証言を行った。その後、警察は6人の死因がティーカップから検出されたシアン化物の摂取による中毒死であると突き止めた。
警察は、ベトナム系米国人のシェリーヌ・チョン=Sherine Chongさん(女性・56歳)が、飲み物にシアン化物を盛って5人を殺害した後、シアン化物を摂取して自殺したと発表。事件の原因は金銭トラブルによるものとみられている。チョンさんは、日本の病院プロジェクトに投資するためなどとして5人からお金を借りていた。5人のうち2人は夫婦で、チョンさんに27万8000USD(約4100万円)を貸していた。
ブー氏は被害者の知人として遺体発見の翌日、警察に証言を行っていた。