仏記者マドレーヌ・リフォーさん死去、ベトナム戦争つぶさに伝える

2024/11/12 05:31 JST配信
  • ベトナム戦争時の外国人戦場記者の1人
  • ベトナム人の生活と戦いをリアルに描写
  • 故ホー・チ・ミン主席とも2度対面

 フランスの詩人でジャーナリストのマドレーヌ・リフォー(Madeleine Riffaud)さんが6日、パリで死去した。100歳だった。

イメージ画像
イメージ画像

 1960~1970年代以前に生まれたベトナム人には、長い茶色の髪を三つ編みにしてノートとペンを持つ彼女の姿が、今も心に残っている人も多い。

 マドレーヌさんは1924年8月23日にフランス北部で生まれた。フランスのレジスタンス闘士であり、詩人、ジャーナリストとして活躍した。フランスの雑誌「労働者の生活(La Vie Ouvriere)」、フランス共産党機関紙「人道(L’Humanite)」の記者で、ベトナムにおける米国の侵略戦争を目撃するために招かれた最初の外国人戦場記者の1人でもあった。

 彼女が取材し、フランスで発表した記事や写真、映像は、1965年から1973年にかけてのベトナム人の生活と勇敢な戦いをリアルに描写するもので、米国の不当な戦争を糾弾する確かな証拠となっただけでなく、ベトナムが国際世論の支持を得て、パリ協定の交渉でも有利な立場を築くのに役立った。彼女は故ホー・チ・ミン主席とも2度対面し、会話を交わす栄誉にも浴した。

 民族解放闘争においてベトナム国民を愛し、支持し、その後の国づくりにも貢献した。フランス・ベトナム友好協会の活動に参加し、枯れ葉剤被害者を支援し、遠隔地の困難な環境にある人々を助け、ベトナムの発展と国際統合の過程を見守ってきた。

 パリにある小さな自宅には、「独立と自由ほど尊いものはない」というポスターが中心に掛けられ、友好勲章の証書やドンホー版画、ベトナムの少女が民族衣装を着た人形など、ベトナム訪問の際の記念品が大切に飾られている。

 民族解放や国家建設、発展に対する大きな貢献に謝意を表して、ベトナム政府はマドレーヌさんに対して、1984年に「一等抗戦勲章」、2004年に「友好勲章」を授与している。

© Viet-jo.com 2002-2026 All Rights Reserved 利用規約 免責事項

新着ニュース一覧

 不動産開発を中核とする民間複合企業ビングループ[VIC](Vingroup)は、ハ
 ベトナム水産加工輸出協会(VASEP)の統計によると、2026年1~6月のホタテ貝の輸出額は前年同期の2.4倍の...
 南中部地方ダナン市人民委員会は、ダナン市ハイチャウ街区(phuong Hai Chau、旧ハイチャウ区)のグエン...
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
前編はこちら  烈士(戦死者)の遺骨を捜す任務に就いて3年になる、北中部地方クアンチ省軍事司令部所...
 南中部地方ザライ省フラ村(xa Hra)で12日、面積74.5haに及ぶ「第2マンヤン産業クラスター」の建設プロ...
 韓国ロッテグループ傘下の広告代理店である大弘企画(Daehong Communications)のベトナム法人はこのほど...
 世界唯一の航空安全・製品格付けサイト「エアラインレイティングス(AirlineRatings)」は11日、「フライ...
 米国の航空宇宙メーカーであるスペース・エクスプロレーション・テクノロジーズ(スペースX=SpaceX)の...
 中国の吉利汽車(ジーリー=Geely Automobile)傘下のプレミアム自動車ブランドであるリンク・アンド・コ...
 自動車向け人工知能(AI)技術を手掛けるイスラエルのオートブレインズ(Autobrains)は、ドイツ・ミュンヘ...
 ハノイ市がん腫瘍病院は、大腸がん治療中に犬肉を食べたことで、殺鼠剤中毒による深刻な凝固障害と眼出...
 決済アプリ「モモ(MoMo)」を運営するオンラインモバイルサービス社(Mサービス=M_Service)は、不動産開...
 ホーチミン市サイゴン街区(旧1区)にあるホーチミン高島屋が入居する複合商業施設「サイゴンセンター(Sa...
 日本国内最大規模のネイチャーベースのカーボンクレジット創出・販売事業を展開するGreen Carbon株式会...
 ニュージーランドを国賓訪問中のトー・ラム書記長 兼 国家主席は13日、オークランドでクリストファー・...
トップページに戻る