- 開業間もない新ターミナルで雨漏り
- 今月2度目、大雨で排水管から漏れ
- コンピューターや乗客が濡れる被害

ホーチミン市タンソンニャット国際空港の第3旅客ターミナル(T3)で24日午後、雨漏りが発生した。雨漏りが発生したのは、3階出発ロビーの天井で、フロアが水浸しになって多くの乗客に影響が出た。
![]() (C)Dan Tri |
T3での雨漏りを撮影した動画は、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)で瞬く間に拡散されて話題となった。24日は昼頃から市内で大雨が降り、T3の天井の複数の箇所から勢いよく水がこぼれてきた。
ある乗客は、「雨漏りが発生したのは、チェックインカウンターのすぐそばだったため、並んでいた乗客やコンピューターが濡れてしまい、みんな慌てて避難しました。乗客たちは他のカウンターに移動して手続きをしていました」と語った。
すぐにスタッフたちが水の拭き取り作業を始め、午後5時までには雨も止んだため、チェックインカウンターは通常営業に戻った。空港は今回の雨漏りについて、排水管のつなぎ目が緩んでいたのが原因と発表した。空港側は事故発生後、天井裏に配置された全ての排水管を点検し、ガスケット(接続部のシール材)の交換作業を行った。
T3で雨漏りが発生したのは、今月で2度目のこと。これに先立つ5月7日にも大雨の影響で、排水管からの漏れによる雨漏りが発生した。
なお、国内線専用の旅客ターミナルT3は20か月あまりの工期を経て4月19日に開業した。投資総額は11兆VND(約601億円)で、既存のT1の混雑緩和に寄与することが期待されており、ベトナム航空[HVN](Vietnam Airlines)は5月中旬から運航する全ての国内線の発着をT3に移管した。