EV移行、頼みのインフラ追いつかず 市民にためらい

2025/08/07 04:53 ICT配信
  • 地下駐車場でのEV駐車不可のマンションも
  • マンションのEV充電の対応台数不足
  • ガソリン車からの乗り換えにためらい

 ガソリン車から電気自動車(EV)や電動バイクへの移行を支持する市民は多いが、マンションではEVの駐車も充電も難しく、ユーザーには困難が多い。

イメージ写真
イメージ写真

 ホーチミン市のあるマンションは7月末、火災のリスクがあるとして、地下駐車場でのEV駐車は不可と通告した。このようなマンションは少なくなく、多くの住民がマンションに専用充電エリアがないどころか、駐車・駐輪すらできないと不便を訴えている。

 同市旧4区の高級マンションに住むチュンさん(男性)は、移動用に電動バイクを購入した。しかし、駐車が大変で、充電どころか停めているだけで注意されるほどだという。仕方なく電動自転車専用の一角に停めているが、いつも警備員が他の場所へ移動してしまうため、どこにあるのかを毎回探さなければならない。充電が切れれば、地下で充電できる別のマンションに行っているという。

 マンションの中には、充電できたとしても同時に4台しか対応できないといった場合もあり、夜10時から翌朝7時まではメインブレーカーが落とされる物件もある。「夜9時に帰宅し、翌朝急いで出かけたい時は夜中にショッピングセンターまで走って充電しろと言うのか?」と、ある人は憤る。

 公共の充電スタンドやバッテリー交換ポイントは数が不足しており、EV向けの移動修理サービスもない。EV火災に対応できる消火器具も不十分なため、ガソリン車からの乗り換えをためらう人は多いのが現状だ。

© Viet-jo.com 2002-2026 All Rights Reserved 利用規約 免責事項

この記事の関連ニュース

 建設省は、マンションに関する国家技術基準(QCVN 04:2021/BXD)について、新築マンションには電気自動車...
 不動産開発を中核とする民間複合企業ビングループ[VIC](Vingroup)傘下の
 ホーチミン市で、電動バイク向けの充電サービスを提供するカフェが急増している。この1年ほどで雨後の...

新着ニュース一覧

 商工省はこのほど、電気自動車(EV)用充電設備および充電ステーションに関する国家技術基準「QCVN 32:20...
 ビルや工場などの総合設備工事を手掛ける大成温調株式会社(東京都品川区)の現地法人TAISEI ONCHO VIETN...
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
 鹿島建設株式会社(東京都港区)の子会社である鹿島道路株式会社(同)は、ベトナムの交通運輸大学(UTC)と...
 生まれつき両手足がないホアイ・トゥオンさん(女性・2008年生まれ)は、左右の上腕を使って自力で文字の...
 設計受託や建設設計・デジタルトランスフォーメーション(DX)支援などを手掛ける株式会社Seta Engineeri...
 世界銀行(WB)は、6日に公表した東アジア・太平洋地域(EAP)に関する最新の経済見通しの中で、2026年のベ...
 トー・ラム書記長 兼 国家主席はハノイ市で6日、ベトナムを公式訪問中のパナマのホセ・ラウル・ムリー...
 米経済誌フォーチュン(Fortune)はこのほど、「アジアで最も影響力のある女性(Most Powerful Women Asia...
 バイク市場調査会社のモーターサイクルズデータ(Motorcycles Data)が発表した2026年1~8月期の二輪車世...
 ホーチミン市ベトナム国際金融センター(VIFCホーチミン=VIFC-HCMC)はこのほど、米経済誌フォーブス(Fo...
 ドイツに本社を置く半導体メーカー「インフィニオン・テクノロジーズ(Infineon Technologies)」はこの...
 飲食店を展開する株式会社Pay it Forward(東京都墨田区)はこのほど、日本式かき氷専門店「WHITE TABLE...
 日本を訪問したブー・ハイ・クアン科学技術相はこのほど、関芳弘文部科学大臣を表敬訪問した。  関...
 財政省傘下統計局(NSO)によると、2026年1~9月期のベトナムの対外投資総額(新規認可額と追加認可額の合...
トップページに戻る