枯葉剤被害者の少女、幸福までの道のり

2012/10/21 08:24 JST配信

 骨の癌に侵され両足を失った花婿と枯葉剤被害者で両足麻痺を患った花嫁の結婚式が行われた。挙式した場所は花嫁の運命とは切っても切り離せない特別な場所、ホーチミン市戦争証跡博物館だ。

 義足の青年レ・バン・ビンはある雨の日、車椅子に乗った少女チン・ティ・ズエンと出会い、そして恋に落ちた。知り合った当初は別々の学校で学んでいた2人だが、間もなくしてバンラン大学の障害者向けコースを揃って履修することになった。

 「毎日、彼女の車椅子を押して、大学に通いました。寮から大学までは1キロ以上あり、その道程を来る日も来る日も2人で通いました」ビンは当時を振り返ってそう語った。ズエンはそれを聞きながら「大学に着く頃には汗だくになっていることもよくありました。でも、彼は一言も弱音を吐かず、いつも笑顔で私に話しかけてくれました」と語った。

 コース修了の時期が近づいて、2人にも転機が訪れた。ズエンは故郷の北中部ゲアン省で仕事をしたいと考えていたが、既に将来を誓い合っていたビンからの申し出を受けて、留まることを決めた。

前へ   1   2   次へ
© Viet-jo.com 2002-2026 All Rights Reserved 利用規約 免責事項

この記事の関連ニュース

 車椅子に乗るのもやっとの女性が、紙とペンと格闘しながら、曲がって節くれだった指で美しい詩を紡ぎだ...
 米国退役軍人医療センターは、米国がん協会が13日に発行した雑誌で、枯葉剤(ダイオキシン)と前立腺がん...
 ベトナム国防省と米国際開発庁(USAID)は24日、枯葉剤汚染が最も深刻な地域の一つとされている中部ダナ...
 米国人男性ラリー・ベッターさん(71歳)はベトナム戦争に衛生兵として従軍した。その時目にしたベトナム...
 ベトナム国防省と米国際開発庁(USAID)は9日、「中部ダナン市の枯葉剤除去プロジェクト」を開始した。ダ...
 東南部タイニン省チャウタイン郡ドンコイ村在住のレ・ティ・ゴック・ザウさん(女性:23歳)はこのほど...
 中部高原地方ザライ省クロンパ郡にある少数民族の村ジライ村に住むナイ・ドロエンは生まれつき両手両足...
 ベトナム戦争において、米軍が枯葉剤の散布を始めてから8月10日でちょうど50年を迎えた。この日を記念...

新着ニュース一覧

 店主の一家が次々とこの世を去った後、フン・リンさん(女性)とゴック・リエンさん(女性)は、市場の路地...
 ベトナムの株式市場が21日付けで、インデックス開発大手の英FTSEラッセル(FTSE Russell)による市場分類...
 ベトナムで18日、米アップルの「iPhone 18」シリーズが発売され、全国の主要販売店で初日に数万台が事...
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
 インドの旅行雑誌「トラベル・アンド・ツアー・ワールド(Travel And Tour World=TTW)」が先般発表した...
 英国タイムアウト誌(Time Out)は16日、毎年恒例の「世界で最もクールな街トップ40(The 40 Coolest Neig...
 建設省は、外国の組織および個人の住宅所有権に関する規定の見直しを進めている。住宅法改正案で、外国...
 再生可能エネルギー事業を手掛けるイーレックス株式会社(東京都中央区)は、ベトナムの石炭火力発電所で...
 日本全国で「イオンシネマ」を運営するイオンエンターテイメント株式会社(東京都港区)などが出資するイ...
 不動産開発を中核とする民間複合企業ビングループ[VIC](Vingroup)傘下の
 韓国の教育企業であるハンエデュテック(Han Edutech)内のOK-TEST職業韓国語能力試験委員会はこのほど、...
 地場タクシー大手のビナサンタクシー[VNS](Vinasun)はこのほど、不動産開
 政府は9月3日付で、外資系投資家および外資系経済組織の物品売買・関連活動を規定する政令第342号/2026...
 地場のフィットネスチェーン大手であるシティジム(Citigym)は、全社的な事業再編に伴い、10月1日付けで...
 不動産開発を中核とする民間複合企業ビングループ[VIC](Vingroup)系の電
 日本政府観光局(JNTO)が発表した統計(推計値)によると、2026年8月の訪日ベトナム人数は前年同月比▲7.5...
トップページに戻る