ロンアン省で最も不運な男性、3年間に10回の交通事故被害

2017/06/25 05:34 JST配信

 2014年半ばから、前回の事故の怪我が治るか治らないかというタイミングでまた事故に遭い続けてきたタムさん。2015年11月の事故では、50人乗りのバスに突っ込まれ、左腕を巻き込まれて切断を余儀なくされた。片腕を失っただけでなく、あちこち骨折し、3か月後にようやく退院できたのだという。

(C) dantri
(C) dantri
(C) dantri
(C) dantri

 しかし2016年2月、タムさんはまた事故に遭い、足を骨折。タムさんは、「私の身体のいたるところに傷があります。お天道様は私を愛してくれていて、まだ死なせてくれません。普通の人が私のように何度も事故に遭っていたら、とっくに死んでいるでしょう」と話す。

 タムさんの事故の原因はいつも飲酒運転やながら運転など、相手方の不注意によるものだという。タムさんはぼろぼろの身体で豚や牛、魚を育ててわずかながら収入を得て、夫婦と息子を養っている。

 タムさんは何度事故に遭っても何度死にかけても力強く生き、そして全てをやり直すべく前を向く。「治療費を払うため全てを売り払ってしまい、私の家にはもう何もありません。お天道様が生かしてくださるのなら、私は自分自身と家族を養う方法を見つけなければならないんです。片腕は失いましたが、もう1本の腕はまだ健康で、妻や子供のために色々なことができますから」とタムさんは打ち明けた。

前へ   1   2   次へ
[Xuan Hinh, Dan Tri, 09/06/2017 - 07:24, A]
※VIETJOは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。
© Viet-jo.com 2002-2025 All Rights Reserved 免責事項

この記事の関連ニュース

 日本で会社員をしているダン・ティエン・アンさん(25歳)は25日夜、日本から急きょ帰国し、来月末に結婚...

新着ニュース一覧

 2025年におけるホーチミン市の域内総生産(GRDP)成長率は+8.3%と推定され、ベトナム経済の牽引役として...
 ファム・ミン・チン首相は21日、国際金融センター(IFC)の設立を発表した。この設立は、世界の資本や技...
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
 地場ドジ・ジュエリー(DOJI Group)は19日、北部紅河デルタ地方ハイフォン市で複合区「ドラゴン75コンプ...
 ある日の午後、60代と思われる男性が、壊れたデュポン(Dupont)製のライターを手に、ホーチミン市チョロ...
 ホーチミン市内のガソリンスタンドでは、QRコードを使った振込決済が拡大しており、給油時の利便性向上...
 海外市場調査や海外事業伴走支援などを手掛けるシンガポールのグローバルアングル(GLOBAL ANGLE)は、ハ...
 商工省によると、2025年におけるベトナムの輸出入総額は推定で約9200億USD(約144兆円)となり、過去最高...
 ベトナム建設省は19日、ラオカイ~ハノイ~ハイフォン間鉄道建設事業の第1サブプロジェクトの着工式を...
 ホーチミン市都市鉄道(メトロ)1号線(ベンタイン~スオイティエン間)を運行する同市メトロ1号線有限会社...
 軍事ウェブサイトのグローバル・ファイアパワー(Global Firepower=GFP)が発表した2025年版の世界軍事...
 ファム・ミン・チン首相は20日、ペトロベトナムグループ(Petrovietnam=PVN)のレ・マイン・フン会長を...
 再生可能エネルギー事業を手掛けるイーレックス株式会社(東京都中央区)は、同社が開発を進めている西北...
 一般社団法人日本UAS産業振興協議会(JUIDA)は15日、ベトナムの新たなドローン産業団体であるベトナム低...
 電子機器・電気機械器具の製造・販売を手掛けるコーセル株式会社(富山県富山市)は、海外子会社(非連結...
トップページに戻る