車椅子で30省・市を旅した29歳、次は近隣諸国の制覇目指す

2020/07/26 05:12 JST配信

 今後もし国際運転免許証を取得することができたら、ミンさんは一緒にリハビリ治療を受けた友人を訪ねて自分の力でカンボジアに渡りたいと考えている。さらに新しい世界に触れるため、ラオスやタイにも行ってみたいという夢がある。「でもまずは、ベトナム全土を制覇しないといけませんね」とミンさんは笑いながら言う。

(C) toquoc
(C) toquoc
(C) toquoc
(C) toquoc
(C) toquoc
(C) toquoc
(C) toquoc
(C) toquoc

 ミンさんは各地へ向かうたびに数週間から1か月近くを費やし、それからビンロン省に戻って次回の旅の準備をする。30省・市への旅を振り返り、自分のことを「無謀な奴」だと自覚している。「でもこれから先、一番後悔するだろうと思うことは、自分が挑戦しないことです。健康で条件も整っているのに、すぐに実行しないことです。やってみて失敗するのは、考えて苦しむよりも得るものがあると思うんです」。

 ミンさんは、旅を通じて新しい発見をしたいという夢があることに心から満足しているという。どのような病気にかかろうとも、ミンさんは情熱と決意を持って、病を克服しようと努力を続けていくつもりだ。

 「私は他の人と同じではありませんが、だからといって不利なことばかり抱えているのでもなく、自分の生活を楽しむために変化していかなければなりません。だって、誰かのために生きるのではなく、自分のために人生を生きているんですから」。

 旅で得た知識と経験から、ミンさんは自分と同じような状況にある人々が人生を新たな角度から見られるよう支援するための活動を積極的に行っていきたいと考えている。自分や他に障がいを持つ人々に対して、周りは同情するのではなく、ポジティブにとらえて欲しいとミンさんは願う。

 「自分のコンディションを整え、より良い友人関係を築いてこそ、質の高い生活を送ることができます。そして、障害者であっても旅への情熱を探求し、自分自身に挑戦し、何でもできるのだということを人々に証明したいです」とミンさんは教えてくれた。

前へ   1   2   3   4   次へ
© Viet-jo.com 2002-2026 All Rights Reserved 利用規約 免責事項

この記事の関連ニュース

 東南部地方バリア・ブンタウ省ブンタウ市在住のタック・グエン・フオック・ゾアインさん(50歳)は、長年...

新着ニュース一覧

 物流事業を手掛ける株式会社上組(兵庫県神戸市)は、ベトナム子会社「上組ロジスティクス・ベトナム(Kam...
 ハノイ市ドンアイン村の国家展示センター(VEC)で、7月1日(水)から4日(土)まで、「ハノイプラス2026(Han...
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
 南中部地方ダナン市のホイアン旧市街で多くの店が閉まった後も、チャンフー(Tran Phu)通り、ファンチュ...
 ベトナム系フランス人女性チャン・トー・ガーさんが、ベトナム戦争時に米軍が使用した「エージェント・...
 北部紅河デルタ地方ニンビン省で26日、第2バックマイ病院が開院した。グエン・バン・タン副首相は、同...
 南中部地方ザライ省ホアホイ村(旧ビンディン省フーカット郡)にあるホイバン温泉(Suoi nuoc nong Hoi Va...
 デジタル旅行プラットフォーム「アゴダ(Agoda)」を運営するアゴダ・カンパニー(Agoda Company、シンガ...
 北部紅河デルタ地方フンイエン省人民委員会はこのほど、同省チャウニン村のコアイチャウゴルフ場・エコ...
 ベトナム人民軍の第5軍区参謀部は25日、南中部地方ダナン市で「無人機大隊」の設立に関する発表式を開...
 米国ナスダック証券取引所に上場する人工知能(AI)搭載ロボットメーカーであるAMCロボティクス(AMC Robo...
 ベトナムのIT最大手FPT情報通信[FPT](FPT Corporation)は、エンタープラ
 フィリピンのカラバルソン地方カビテ州ノベレタの警察はこのほど、不動産開発を中核とするベトナムの民...
 「かっぱ寿司」などの飲食店の経営を手掛けるカッパ・クリエイト株式会社(神奈川県横浜市)は、ベトナム...
 不動産開発を中核とする民間複合企業ビングループ[VIC](Vingroup)傘下の
トップページに戻る