車椅子で30省・市を旅した29歳、次は近隣諸国の制覇目指す

2020/07/26 05:12 JST配信

 「私はまだ若いので、ずっと家にいるのは辛いです。外に出る練習をして、今日は狭い小道を、明日は道の終わりまでと、少しずつ生活に馴染んでいきました。健康な人から突然障がい者になったので、新しい生活に適応するには時間が必要でした」。

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 周囲の人々が徐々に「普通」に接するようになってきたと感じ、ミンさんは自信を持って車椅子に乗るようになった。それから、ミンさんは収入を得るために自分に合う仕事を探し、商売を始めた。現在まで5年間、ミンさんは観葉植物を売って生計を立てている。

 そして、病気でずっと家にいた時間を補うように、もっとたくさんの場所に行き、新しい土地を探検したいという思いに駆られ、ミンさんは旅に出たいと考えるようになった。ミンさんは機械工学を学んだ先輩に、前々から望んでいた三輪バイクの製作をお願いした。

 2017年、ミンさんが最初の遠征先に選んだ土地は南部メコンデルタ地方バクリエウ省だった。「入院していた時、自分のように病気を患っていた友人に、いつか元気になったら会いに行くと約束していたんです」とミンさん。ミンさんは毎日運動を続けていたため、体力には自信があった。そしてバクリエウ省までの行程をしっかりと確認し、同行してくれる友人も見つけた。

 出発前、ミンさんの両親は「危険すぎる」と息子を止めようとしたが、ミンさんは「慎重に準備したし、気をつけて運転するから心配しないで」と両親を説得した。最終的にミンさんの両親は息子の意思を尊重し、ミンさんは自ら戦いの道に踏み出した。

 それ以来、ミンさんは南中部高原地方ラムドン省のランビアン(Langbiang)山の頂上を征服し、南部メコンデルタ地方キエンザン省フーコック島のラックチャム(Rach Tram)漁村の美しい夕日を眺め、南中部高沿岸地方ビンディン省のエオゾー(Eo Gio)で燃えるような太陽に照らされ、ハイバン(Hai Van)峠を超えて、北中部地方トゥアティエン・フエ省に入った。現在までに、ミンさんは国内30省・市を訪れた。

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