国内最大の刑務所、外国人受刑者を改心させる刑務官たち

2024/02/18 10:14 JST配信

 自分自身のことについては言葉少なだが、受刑者のことになると熱く語り出す。クエン大尉によれば、ラオスの少数民族の女性受刑者を受け入れたときは特に大変だったという。刑務所にはこの女性受刑者の言語を話せる人がおらず、クエン大尉はボディランゲージを使ってコミュニケーションを取るしかなかった。

(C) VnExpress
(C) VnExpress
(C) VnExpress
(C) VnExpress
(C) VnExpress
(C) VnExpress

 こんなこともあった。あるとき、外国語を知らないアジア人の受刑者が、ヨーロッパ出身の受刑者と一緒に刑務作業をすることに強く抗議した。そこでクエン大尉が「裁判官」になり、双方の話を聞いたところ、この争いは双方の言語と文化の違いが発端だということがわかり、問題を根本的に解決するため、双方に徹底的に説明したのだった。

 「受刑者たちに学ぶ意欲があるということがうれしいです。今はほとんどの受刑者が基本的なベトナム語を話したり、理解したりできるようになり、国の情状酌量の政策などを伝えるのも楽になりました。だからこそ、受刑者たちも、一刻も早く家に帰るべく、改心に努めています」とクエン大尉は語る。

 同じ舎房に勤めるチャン・バン・チュン中佐(男性)は、外国人男性受刑者の矯正教育に携わって18年になる。受刑者たちはそれぞれ異なる性格や文化を持っているが、受刑者に矯正教育や説得をし、改心させるという点は共通している。そのため、チュン中佐のような刑務官たちは、受刑者の個々の特徴をよく理解し、それぞれに適した対応をしなければならない。

前へ   1   2   3   次へ
© Viet-jo.com 2002-2026 All Rights Reserved 利用規約 免責事項

この記事の関連ニュース

 南中部沿岸地方ビントゥアン省ハムタン郡(huyen Ham Tan)にあるトゥードゥック(Thu Duc)刑務所は、また...

新着ニュース一覧

 ベトナム国内の石油元売り各社は、エネルギー安全保障の強化と化石燃料の輸入依存からの脱却を目指し、...
 ベトナム政府は19日、決議第36号/NQ-CPの一部を改正・補足する決議第55号/NQ-CPを公布した。同決議は同...
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
 観光不動産開発を中核とする地場系コングロマリット(複合企業)サングループ(Sun Group)と、シンガポー...
 ハノイ市郊外のダイスエン村(旧フースエン郡)ダーチャット村落の人々は、ベトナム語の標準語とは別に、...
 保健省医薬品管理局は17日付けで、台湾製の手足口病ワクチン「エンバックジェン(Envacgen)」の使用を承...
 ベラルーシ国営のベラヴィア航空(Belavia Belarusian Airlines)は20日、ベラルーシの首都ミンスクとカ...
 英国航空サービスリサーチ会社のスカイトラックス(Skytrax)が発表した「世界の空港トップ100(The World...
 ホーチミン市警察刑事警察部は、タンソンニャット国際空港の空港警察と連携し、市内のホテルで殺人を犯...
 独立行政法人エネルギー・金属鉱物資源機構(JOGMEC、東京都港区)は、ベトナム石炭鉱産グループ(Vietnam...
 23日のベトナム株式市場はほぼ全面安の展開となり、VNインデックスは3日連続で大幅に下落した。VNイン...
 国家選挙評議会は21日、3月15日に実施された第16期(2026~2031年任期)の国会議員および各レベル人民評...
 ファム・ミン・チン首相は19日、エネルギー使用の効率化、エネルギー転換の促進、および電動車両などの...
 ホーチミン市のドゥックバー(聖母マリア)教会で19日、新しい2本の十字架が教会の2つの鐘塔の上に設置さ...
 ベトナム共産党のトー・ラム書記長は17日、新時代における首都ハノイの建設・発展に関する政治局決議第...
トップページに戻る