ITエンジニアが養殖で起業し「タニシ長者」に

2024/08/04 10:14 JST配信

 南中部沿岸地方クアンナム省タンビン郡ビンダオ村で「カオ・フウ・ベト」とたずねれば、その名を知らない人はいない。

イメージ写真
イメージ写真

 カオ・フウ・ベトさん(男性・1990年生まれ)は、タニシ(リンゴガイ科の巻貝)の養殖で成功した、元ITエンジニアだ。

 故郷に帰って起業してから4年余りが経った現在、ベトさんは繁殖池22面と、面積約6000m2の養殖池を保有している。毎年、タニシの養殖で得る利益は、5億VND(約300万円)近くに上る。

 ベトさんは農家に生まれ、幼いころから養殖にもなじみがあったと話す。ベトさんは、2014年に南中部沿岸地方ダナン市のドンアー大学を卒業した後、情報技術エンジニアとしてダナン市のIT企業に就職し、かなりの高給をもらっていた。

 しかし、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で職を失い、家族の生活が苦しくなった。

 行き詰まったベトさんはふと、かつてクアンナム省ホイアン市を訪れたときに食べたタニシ料理がとても美味しく、一緒に行った仲間たちも大絶賛だったことを思い出した。話を聞いてみると、名物であるこのタニシを中部で養殖している人は少なく、入手がとても困難だということだった。

 「野生のタニシはもうそれほど多く生息していない一方、市場の需要はかなり大きく、飲み屋からレストランまで、あらゆる店が潜在的な顧客です。これは絶好のチャンスだと思い、チャレンジしてみることにしました」とベトさんは語る。

 しかしながら、ITエンジニアを辞めて故郷に帰って起業することにしたベトさんは、家族の反対にあった。家族は何度もベトさんを思いとどまらせようとしたが失敗に終わり、皆やむなく「運命に従う」しかなかった。

前へ   1   2   3   次へ
© Viet-jo.com 2002-2026 All Rights Reserved 利用規約 免責事項

新着ニュース一覧

 ハノイ市ゴックハー街区(旧バーディン区)ホアンホアタム(Hoang Hoa Tham)通り456番地の路地裏で、毎週...
 北部地方フート省警察交通警察部は、人工知能(AI)を搭載した監視カメラシステムにより、計96回にわたる...
 日本のコンビニエンスストア大手であるファミリーマート(FamilyMart)が、ベトナム進出17年目を迎え、ハ...
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
 ウズベキスタンで9日から16日にかけて開催されている「第38回国際情報オリンピック(IOI 2026)」で、ベ...
 日本国内におけるバインミー(ベトナム風サンドイッチ)の認知向上と普及を目的に活動する日本バインミー...
 不動産開発を中核とする民間複合企業ビングループ[VIC](Vingroup)は、ハ
 ベトナム水産加工輸出協会(VASEP)の統計によると、2026年1~6月のホタテ貝の輸出額は前年同期の2.4倍の...
 南中部地方ダナン市人民委員会は、ダナン市ハイチャウ街区(phuong Hai Chau、旧ハイチャウ区)のグエン...
 南中部地方ザライ省フラ村(xa Hra)で12日、面積74.5haに及ぶ「第2マンヤン産業クラスター」の建設プロ...
 韓国ロッテグループ傘下の広告代理店である大弘企画(Daehong Communications)のベトナム法人はこのほど...
 世界唯一の航空安全・製品格付けサイト「エアラインレイティングス(AirlineRatings)」は11日、「フライ...
 米国の航空宇宙メーカーであるスペース・エクスプロレーション・テクノロジーズ(スペースX=SpaceX)の...
 中国の吉利汽車(ジーリー=Geely Automobile)傘下のプレミアム自動車ブランドであるリンク・アンド・コ...
 自動車向け人工知能(AI)技術を手掛けるイスラエルのオートブレインズ(Autobrains)は、ドイツ・ミュンヘ...
 ハノイ市がん腫瘍病院は、大腸がん治療中に犬肉を食べたことで、殺鼠剤中毒による深刻な凝固障害と眼出...
トップページに戻る