ノートルダム大聖堂にベトコンの旗を掲げた3人のスイス人【前編】

2024/11/24 10:15 JST配信

 3人は細身の体型で、アルプス山脈の近くの出身でもあったため、登山のスキルを持っていた。3人の中で最も小柄で体育教師だったバシュラール氏が、尖塔に登って旗を掲げる役割を担った。パリオー氏はバシュラール氏をサポートしながら一緒に登り、グラフ氏は下で見張りをする役割だった。

(C) VnExpress
(C) VnExpress
(C) VnExpress
(C) VnExpress

 バシュラール氏が先を行き、パリオー氏が後に続いた。2人はまず、1本の木によじ登り、大聖堂の屋根を進み、鐘楼を通って、大聖堂の中央の屋根にそびえる尖塔にたどり着いた。頂上に登るには、使徒たちの像を越え、尖塔の中の階段をひたすら登らなければならなかった。

 本で調べていたものの、本の情報と実際の状況は異なり、2人は危険に直面することになった。まず、1つ目の鐘楼から屋根の端までの距離が、本では1m程度となっていたにもかかわらず、実際には2.5~3mほどあった。助走をつけてジャンプしたいところだったが、ここでは不可能だった。

 バシュラール氏が先にジャンプしてスムーズに屋根に降り立ち、パリオー氏も続いてジャンプしたが、足を踏み外してしまった。幸い、とっさに屋根の端をつかんで難を逃れ、バシュラール氏に引き上げてもらった。2人がいたところは地上から35mの高さだった。

後編に続く

前へ   1   2   3   次へ
© Viet-jo.com 2002-2026 All Rights Reserved 利用規約 免責事項

この記事の関連ニュース

前編はこちら   次の試練
 今から55年前の1969年1月18日、スイスの3人の若者がフランス・パリのノートルダム大聖堂の最も高い塔の...

新着ニュース一覧

 世界携帯通信事業団体(GSMA)の調査部門であるGSMAインテリジェンス(GSMA Intelligence)が9月に発表した...
 ロシア系ネットセキュリティ大手カスペルスキー(Kaspersky)が18か国の7200人を対象に実施した調査によ...
 北中部地方フエ市の象徴ともいえるチュオンティエン(Trường Tiền)橋の塗り替え作業が...
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
 店主の一家が次々とこの世を去った後、フン・リンさん(女性)とゴック・リエンさん(女性)は、市場の路地...
 世界最大の旅行プラットフォーム「トリップアドバイザー(Tripadvisor)」は、トラベラーズチョイスアワ...
 観光不動産開発を中核とする地場系コングロマリット(複合企業)サングループ(Sun Group)は、トー・ラム...
 カナダを公式訪問したトー・ラム書記長 兼 国家主席は24日、マーク・カーニー首相とオタワで会談を行い...
 ホーチミン市で23日に開催された人工知能(AI)による生産性向上をテーマとするイベント「ベトナムAI生産...
 地場系コングロマリット(複合企業)CTグループ(CT Group)傘下の無人航空機(UAV)開発・製造会社であるCT ...
 科学技術省のブー・ハイ・クアン科学技術相は9月23日、米国ニューヨークでトー・ラム書記長 兼 国家主...
 南部メコンデルタ地方カントー市人民委員会は、決定第4902号/QD-UBNDを公布し、同市初となる「カントー...
 世界の航空関連情報を提供する英国のオフィシャル・エアライン・ガイド(Official Airline Guide=OAG)...
 フィリピンのファストフードチェーン最大手ジョリビー・フーズ・コーポレーション(Jollibee Foods Corp...
 ベトナム評価レポート社(ベトナムレポート=Vietnam Report)は、2026年の信頼性の高い食品企業トップ10...
 韓国最大の財閥サムスングループ(Samsung Group)傘下のサムスン電子(Samsung Electronics)のベトナム法...
トップページに戻る