VDADCのルオン・ティ・ミン・グエット会長によれば、クラブがピックルボールを広め始めたのは4月からだという。現在、クラブの会員150人のうち、実際にプレーしているのは40人で、平均年齢は20〜40歳だ。車いす利用者と手足に障害のある人の割合は半分半分だという。
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安全を確保するため、クラブは専属のコーチを雇い、海外の教材をベトナム人の身体に合うように編集し直している。しかし、最大の障壁は用具だ。
ピックルボール専用の車いすは1台あたり1億VND(約59万円)もする。資金に限りがあるため、クラブで購入できたのはわずか数台で、他はテニス専用の車いすを改造して使用している。多くの会員は依然として日常生活用の車いすでプレーしており、車いすは重く、アシスト機能も不足している。
また、練習コートの確保も課題だ。スポーツ用車いすのタイヤは特殊なゴムで作られているにもかかわらず、多くのコートのオーナーが「車輪でコートが傷むのでは」と懸念しているため、利用の受け入れを渋られることが多い。
こうした物理的な困難を乗り越えながら、フアンさんと仲間たちは、間もなく開催されるパラピックルボールの大会に向けて、練習に励んでいる。
障がい者によるピックルボールのムーブメントは、ハノイ市だけでなく、全国各地に広がりつつある。先頭を走るのはホーチミン市で、2023年6月にパラピックルボールクラブが設立され、現在は約30人のメンバーが活動している。
2024年の「車いすピックルボール選手権」や、2025年の「ホーチミン市障がい者スポーツ選手権」など、規模の大きな大会も続々と開催されている。こうした中、ピックルボールは、障がいの有無を超えて共に楽しめる、意義ある交流の場となることが期待されている。




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