東南アジアサッカーの最強国を決めるASEAN Hyundai Cup 2026(旧AFFカップ)は8月26日にハノイ市ミーディン国立競技場で決勝2ndレグの試合が行われ、キム・サンシク監督率いるベトナム代表(FIFAランキング:99位)がタイ代表(同94位)と2-2で引き分けた。この結果、2試合トータル4-2(2-0、2-2)としたベトナムが同国初となる2連覇を達成した。ベトナムの優勝はこれが4回目(2008、2018、2024、2026)。
![]() (C) VIETJO/Sa Huynh |
決勝2ndレグは、ファム・ミン・チン前首相、FIFAのジャンニ・インファンティーノ会長、ベトナムサッカー連盟(VFF)のチャン・クオック・トゥアン会長、タイサッカー連盟(FAT)のヌアンパン・ラムサム会長ら、各国の要人が集まる中、キックオフした。
これに先立ちタイ・バンコクで行われた決勝1stレグで2-0の勝利を収めたベトナムは優位な立場にあったが、2点ビハインドでもう後がないタイが序盤から圧力をかけてきたため、前半は自陣に押し込まれる苦しい展開となる。試合が動いたのは12分、FWヨサコーン・ブーラパーが強烈なシュートを放ち、まずはタイが先制する。その後もタイのペースで試合が進んだが、ベトナムがなんとかしのいで前半は0-1で終了する。
後半もタイの勢いは続き、ベトナムは立ち上がりにPKを献上してしまう。しかし、これをキッカーのMFカカナ・カミョクが失敗すると、ここから流れは徐々にベトナムに傾く。52分には、左サイドからのクロスにダイレクトで合わせたMFドー・ホアン・ヘンのシュートがポストに当たってはねかえり、相手GKのオウンゴールを誘発し、ベトナムが同点に追いつく。
勢いづくベトナムはここから猛攻を仕掛けて多くのチャンスを作っていくが、決定的なシュートがポストに嫌われるなど、あと一歩が決め切れない。一進一退の攻防となる中、84分にDFワンチャイ・ジャルーノンカーンのゴールが決まってタイが勝ち越し。この時点で2試合トータルでリードしているベトナムは、逃げ切りへと舵を切り、タイの終盤の猛攻をしのいでいく。
このまま試合終了かと思われたが、試合終了間際に大きなドラマが待っていた。90+2分、ベトナムがカウンターのチャンスを得ると、FWグエン・スアン・ソンとの競り合いとなったDFワンチャイ・ジャルーノンカーンがクリアミスで自陣ゴールにボールを蹴り込み、ベトナムがラッキーな形で2-2の同点に追いつく。直後に試合終了のホイッスルが鳴り、激闘の試合は2-2のドローに終わった。なお、ベトナムの2得点はいずれも相手のオウンゴールだった。
この結果、ベトナムが2試合トータル4-2(2-0、2-2)で大会2連覇を達成。ベトナム代表は連続無敗記録を26試合に伸ばし、東南アジアの歴代最長記録を更新し続けている。この試合はベトナム各地でパブリックビューイングが実施され、試合後には優勝の歓喜に沸く多くの国民が路上に繰り出し、深夜までパレードを行った。







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