ベトナム航空産業は世界5位の成長市場、毎年+14%成長見込み

2019/09/05 16:13 JST配信

 新たな空港建設や新路線の就航など、近年ベトナムの航空産業の急速な発展が国内の観光産業の成長を牽引している。観光総局の資料によれば、直近10年間におけるベトナムの外国人訪問者数は毎年+12.5%増加しており、2008年の425万人から2018年には1550万人に達した。

イメージ写真
イメージ写真

 直近3年間では、外国人訪問者数は+20%増加している。国内旅行者数は2009年の2000万人から10年間で8000万人へと4倍に増加している。旅行者による売上高は2008年の60兆VND(約2800億円)から2018年には620兆VND(約2兆9000億円)まで増加し、国内総生産(GDP)の7.8%を占めている。

 直近10年間におけるベトナム航空産業の成長率は年平均+17.4%で、アジア太平洋地域の+7.9%の倍以上となっている。ベトナム航空[HVN](Vietnam Airlines)の搭乗者数は2008年の1000万人から2018年には5倍相当の5000万人に増加している。

 2018年12月時点でベトナムでは25の国と地域の航空会社68社および地場の航空会社5社が運航している。ベトナム航空局の資料によると、2008年から2018年までにベトナムで運航されている航空機は60機から192機に増加したほか、路線は国内線が25路線から60路線に、国際線が54路線から130路線に拡大された。

 国際航空運送協会(IATA)によると、ベトナム航空市場は東南アジア地域で第1位、世界でも第5位の成長率でこの先5年間の年平均成長率は+14%と予測されている。また2035年には搭乗者数が1億5000万人に達すると予測されている。

 ベトナムにおけるビジネスチャンスの拡大は新たな航空会社の市場参入を促進している。また、市場で既に就航している航空各社は、HVNが6月に英国航空サービスリサーチ会社のスカイトラックス(Skytrax)より4年連続で4つ星エアラインの認定書を取得するなど、サービスの質向上に注力している。

 格安航空会社(LCC)最大手ベトジェットエア[VJC](Vietjet Air)はこれまでの日本、シンガポール、韓国、タイ、ミャンマー、マレーシア、カンボジアなどの国際線に加えて、先ごろインドネシアのバリに就航したほか、12月にはインド線の就航も控えている。

 これに先立ちVJCは、2018年11月に仏エアバス社(Airbus)とエアバスA321neo型機50機の購入契約を、2019年2月には米ボーイング社(Boeing)との間でボーイングB737MAX型機100機の購入契約を締結している。

 VJCは今年、消費者の需要に応じたサービスを提供する「消費者のための航空会社」という目標を掲げ、幅広い業種の企業と提携し新たなサービスを展開していく計画だ。

© Viet-jo.com 2002-2026 All Rights Reserved 利用規約 免責事項

この記事の関連ニュース

 米ボーイング(Boeing)社の民間航空機部門で市場分析を担当するダレン・ハルスト氏は、ベトナムで利用さ...
 ロイターの情報筋によると、急成長中の大手格安航空会社(LCC)ベトジェットエア[VJC](V
 文化スポーツ観光省観光総局が発表した2018年度年次報告によると、ベトナムの航空産業の飛躍的な成長が...
 交通運輸省傘下のベトナム航空局(CAAV)はこのほど、フランス系パリ空港公団(ADP)子会社ADPiとの間で、...
 急成長中の大手格安航空会社(LCC)ベトジェットエア[VJC](Vietjet Air)はハノイ市の国
 交通運輸省傘下のベトナム航空局は8日、地場不動産会社FLCグループ[FLC](FLC Group)が
 格安航空会社(LCC)最大手ベトジェットエア[VJC](Vietjet Air)は4日、ホーチミン市で欧
 チン・ディン・ズン副首相はこのほど開かれたハノイ市ノイバイ国際空港の拡張に関する会議で、交通運輸...

新着ニュース一覧

 ハノイ市では、多くの重点交通インフラ事業が一斉に進められており、都市の姿が変わりつつある。土地収...
 南米ベネズエラで発生した大地震の被災地で捜索救助活動にあたっていたベトナム人民軍および公安省の幹...
 ホーチミン市で実施されている市内バスの運賃無料化プログラムが大きな成果を収めている。7月1日の無料...
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
 デジタル旅行プラットフォーム「アゴダ(Agoda)」を運営するアゴダ・カンパニー(Agoda Company、シンガ...
 イオンモール株式会社(千葉県千葉市)は、北部地方バクニン省タンティエン街区に、同省初となる新たなシ...
 スウェーデンの大手自動車メーカーのボルボ(Volvo)はこのほど、バッテリー式電気自動車(BEV)の新型2モ...
 アジア開発銀行(ADB)とシンガポール系ユナイテッド・オーバーシーズ銀行(UOB)は、ベトナムの経済見通し...
 税務管理法の施行細則を定めた政令第252号/2026/ND-CP(7月1日施行)には、税収確保や透明性向上のための...
 ハノイ市で9日、保健省と在ベトナム・フランス大使館の共催によるベトナム・フランス保健分野ハイレベ...
 シンガポール系グラブ(Grab)の現地法人グラブベトナム(Grab Vietnam)は、純電気自動車(BEV)やプラグイ...
 ホーチミン市タンビン街区で8日、北海道産の濃厚でなめらかなソフトクリームを中心としたスイーツカフ...
 韓国の食品大手である熊津食品(Woongjin Foods)が、ベトナム法人の「熊津食品F&Bビナ(Woongjin Foods F...
 ハノイ市のノイバイ国際空港は、国内線が発着する第1旅客ターミナル(T1)で生体認証キオスクの本格的な...
 台湾の電子機器メーカーであるウィストロン(Wistron Corporation)は、完全子会社であるウィストロン・...
 米経済誌フォーブス(Forbes)がこのほど発表した世界の公開会社上位2000社のランキング2026年版「フォー...
トップページに戻る