文化スポーツ観光省は5日、海外からベトナムへの外国人観光客受け入れ再開試行事業に関する臨時ガイダンスを発出した。
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臨時ガイダンスによると、観光客はパッケージツアーに参加し、地方自治体が指定した宿泊施設を利用しなければならない。滞在期間は最短7日間、最長90日間とし、入国後の新型コロナウイルス検査の結果が陰性であれば隔離は不要となる。
最初のツアー(7日間)を終えた後、観光客は同事業に参画している他の対象地域のパッケージツアーに参加することもできる。
また、最初のツアー後にベトナム国内に居住する親族を訪問することも可能だが、旅行会社に事前に申告する必要がある。旅行会社は該当の観光客を訪問先の地方自治体に引き渡す手続きを行い、観光客は訪問先で規定に従い医療監視を受けることになる。
また、観光客は入国後に空港で健康観察を受けるが、新型コロナウイルス検査は宿泊施設で受ける。検査結果が陰性の場合はツアーに参加できるが、陽性の場合は医療施設に搬送され、治療を受ける。治療費は保険会社または旅行会社が負担する。
各地方自治体は臨時ガイダンスに合わせて、管轄地域内の海外からの観光客受け入れ再開に関する詳細ガイダンスを発表する。
なお、これまでに観光客受け入れ再開試行事業への参画が認められているのは、◇南中部沿岸地方ダナン市、◇同クアンナム省、◇同カインホア省、◇南部メコンデルタ地方キエンザン省、◇東北部地方クアンニン省の5省・市。
ホーチミン市も同事業に参画したい意向を表明している。認められれば、12月から実施したい考えだ。