ベトナム観光業界、中国人・日本人観光客なしで苦戦

2022/04/12 15:19 JST配信

 中国や日本などの観光相手国が依然として厳しい入国制限を行っていることから、観光市場を開放した3月15日以降も、ベトナムを訪れる外国人観光客の数は比較的低い水準に留まっている。これは、ドアン・バン・ベト文化スポーツ観光次官が先般開かれた政府会合で明らかにしたもの。

(C)vnexpress
(C)vnexpress

 さらに、ロシアのウクライナ軍事侵攻による影響も出ており、特に南中部沿岸地方カインホア省のように、ロシア人観光客に特化した地方の観光業界は直接的な打撃を受けている。

 ベトナム航空[HVN](Vietnam Airlines)は、3月28日からハノイ~モスクワ(ロシア)線の運航を一時停止。このほか、複数の旅行会社がロシア人観光客の受け入れを一時停止している。

 前述のような状況から、ベトナム観光業界は外国人観光客の誘致で苦戦を強いられているのが現状だ。

 なお、ベトナムは新型コロナ流行以前の2019年に、過去最高の1800万人の外国人観光客を受け入れていたが、2022年の外国人観光客は500万~600万人程度に留まる見通しだ。

[VnExpress 10:47 07/04/2022 U]
※VIETJOは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。
© Viet-jo.com 2002-2024 All Rights Reserved 免責事項

この記事の関連ニュース

 ホーチミン市観光局は、外国人観光客の受け入れを本格的に再開した15日から21日までに同市を訪れたのは...
 全国で最も多くのロシア人観光客を受け入れている旅行会社として知られる地場系アネックス・ベトナム旅...
 文化スポーツ観光省は、関係省庁から意見を仰いだ上で、3月15日から観光市場を開放する計画案を政府に...
 ブー・ドゥック・ダム副首相は15日、文化スポーツ観光省をはじめとする関連省庁との会合を開き、3月15...

新着ニュース一覧

 ハノイ市タイホー区人民委員会は13日、かつてのブオイ地区(現在のタイホー区ブオイ街区)で、「ゾー(do)...
 南中部沿岸地方クアンナム省資源環境局は15日、全国初となる省レベルの生物多様性博物館をタムキー市で...
 世界最大の旅行プラットフォーム「トリップアドバイザー(Tripadvisor)」は、「2024 トラベラーズチョイ...
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
 2024年5月7日、ディエンビエンフー戦勝記念日70周年(1954年5月7日~2024年5月7日)を迎えた。  ディ...
 財政省は、個人所得税法を含む複数の税法の見直しを実施中で、2025年10月に国会に改正草案を提出して意...
 ホーチミン市1区警察は16日、外国人顧客に売春婦を斡旋したとして男2人を起訴するとともに、韓国人客を...
 ベトナム共産党第13期(2021~2026年)中央執行委員会第9回会議が16日に開幕し、中央執行委員4人が新たに...
 米国最大級の建築設計会社スキッドモア・オーウィングズ・アンド・メリル(Skidmore, Owings & Merrill...
 商工省はこのほど、2023年のベトナムの輸出入状況や問題点などを網羅的にまとめた「ベトナム輸出入レポ...
 ベトナム文化交流イベント「ホーチミン市デイin大阪」が5月18日(土)と19日(日)に大阪城公園太陽の広場(...
 ミスコン開催大手の地場センバン社(Sen Vang)は、新たなミスコン「ミスナショナル・ベトナム(Miss Nati...
 地場CMC技術グループ[CMG](CMC Corporation)はこのほど、韓国法人のCMCコ
 ITエンジニア派遣大手の株式会社オープンアップグループ(東京都港区)は15日、ベトナムで組込制御の企画...
 訪問入浴介護や訪問介護などを手掛けるアサヒサンクリーン株式会社(静岡県静岡市)は、西北部地方ホアビ...
 保健省は15日、デング熱ワクチン、帯状疱疹ワクチン、23価肺炎球菌莢膜ポリサッカライドワクチンの重要...
トップページに戻る