- 外国人とベトナム人向け医療サービス発展
- 一部省・市でメディカルツーリズム導入
- 27年以降は試行モデルを全国展開
保健省は、2025年から2030年にかけて、十分な支払い能力を持つ外国人とベトナム人向けの医療サービスを発展させ、メディカルツーリズムを促進する計画案を発表し、意見を求めている。
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計画案は、2030年までに全国で少なくとも15の病院(このうち公立病院は5つ以上)が国際品質基準を満たすことを目標として掲げる。試行計画に参加する全ての医療施設に、国際マーケティング・コミュニケーション部門を設置し、3つ以上の言語(ベトナム語、英語、中国語または韓国語)で情報を提供するよう求めている。
保健省は、観光と高品質医療システムの開発に有利な条件を有する地方を優先する方針で、2030年までに、◇ハノイ市、◇ホーチミン市、◇南中部地方ダナン市、◇東北部地方クアンニン省、◇南中部地方カインホア省など5か所以上の重要な地方で、病院・ホテル・リゾート・観光を統合したメディカルツーリズムモデルを導入する。
計画は2期に分けて実施する。第1期(2025~2027年)では、条件の整った複数の病院と地方で、10~15のサービスパッケージを開発・試行する。第2期(2027~2030年)では、試行モデルを全国に展開し、外国人の受け入れやケア、決済などの方法を統一する。