- ベトナム事業の売上高、前年同期比+3%増
- 食の売上高が全体の87%に貢献
- ベトナム最大規模の食品小売企業目指す
タイの小売最大手セントラル・グループ(Central Group)の小売子会社であるセントラル・リテール・コーポレーション(Central Retail Corporation)が発表した2024年1~6月期財務諸表によると、同期のベトナム事業による売上高は前年同期比+3%増の265億THB(約1130億円)となり、売上高全体の20%を占めた。このうち、食品による売上高が230億THB(約980億円)で全体の87%に貢献した。
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ベトナムの競合他社と比較すると、同社の売上高はマサングループ[MSN](Masan Group)傘下のウィンコマース(Wincommerce=WCM)を22%上回り、テーゾイジードン投資[MWG](Mobile World Investment Corporation)の食品販売チェーン「バックホアサイン(Bach hoa XANH、グリーン百貨)」と肩を並べている。
セントラル・リテールは2012年にベトナムに進出し、2024年6月末時点でスーパーマーケット「ゴー!(GO!)」38店舗のほか、「トップス・マーケット(Tops Market)」、「ミニ・ゴー(mini go!)」、「ランチーマート(Lan Chi Mart)」ブランドのスーパーマーケット計39店舗、ショッピングモール「ゴー!」39店舗、食品以外の小売店200店舗なども運営している。
同社は2027年までにベトナム最大規模の食品小売企業となり、ショッピングモールの店舗数で2位となることを目指している。