電子商取引(eコマース＝EC)データを手掛けるメトリック(Metric)の発表によると、ベトナムでは過去6か月間に飲み物やスナック、菓子などを含む抹茶製品の売り上げが急増した。ECプラットフォームで約280万点が販売され、売上高は2264億VND(約12億9000万円)に上った。

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　プラットフォーム別の売上高は、ショッピー(Shopee)が最大で1650億VND(約9億3800万円)、次いでティックトックショップ(TikTok Shop)の580億VND(約3億3000万円)が続いた。

　メトリックによると、抹茶ブームがソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)で広まった時期と、売り上げが最も伸びた時期が一致しており、わずか1週間で250億VND(約1億4200万円)を売り上げた。最大の売れ筋製品は、お湯に溶かして飲む抹茶パウダーで、これまでの売上高は1700億VND(約9億6600万円)に達している。

　ショッピーの顧客は、15万～25万VND(約852～1420円)の価格帯の抹茶製品を最も多く購入しており、過去1年半の売上高は約380億VND(約2億1600万円)となっている。

　一方、ティックトックショップでは、20万～35万VND(約1140～1990円)の価格帯が最も多く、売上高は135億VND(約7670万円)となっている。