- タミル・ナードゥ州でEV組立工場の開所式
- ベトナム国外で稼働する初の工場
- 初期段階は「VF 6」と「VF 7」を組み立て
地場系コングロマリット(複合企業)ビングループ[VIC](Vingroup)傘下のビンファスト(VinFast)は4日、インド南部タミル・ナードゥ州トゥーットゥックディの州産業振興公社(SIPCOT)工業団地で、電気自動車(EV)組立工場の開所式を行った。
![]() (C) vov |
同社がベトナム国外で稼働する初の工場で、グローバル戦略の重要な節目となる。
同工場は、160haの用地に建設され、国際基準に準拠した高度な自動化製造ラインを導入している。年間5万~15万台のEVを生産し、フル稼働時には現地で3000~3500人の雇用を創出する見通しだ。
敷地内には、車体溶接・塗装・組立工場、品質検査センター、ロジスティクス倉庫のほか、現地サプライヤー向けの部品工場も設けられており、今後さらに拡張が予定されている。
初期段階では、Bセグメントの「VF 6」とCセグメントの「VF 7」の2車種を組み立てる予定だ。
併せて、ビンファストはインド市場におけるEVエコシステムの構築を進めており、生産から販売、アフターサービス、リサイクルまで一貫した体制を整備している。