- グラブシクロによる観光サービス開始
- 観光デジタル化と文化価値保全に寄与
- かつてエイプリルフールネタで投稿
シンガポール系グラブ(Grab)の現地法人グラブベトナム(Grab Vietnam)は15日、北中部地方フエ市で全国初となるシクロタクシーサービス「グラブシクロ(Grab Xich lo)」の試験運行を開始した。
![]() (C)Tin Tuc |
同サービスでは、アプリでシクロを予約して市内の遺跡を巡ることができる。観光分野におけるデジタル化促進と文化価値の保全を目指したもので、シクロ運転手がデジタル技術に触れる機会を増やすだけでなく、運転手たちの収入源の確保にも寄与する。
試験段階では、乗客1人に対し、所要時間は最大60分で運行する。アプリで指定された市内5か所で乗降可能となっており、今後は運行範囲を拡大する予定だ。
グエン・タイン・ビン同市人民委員会副主席は同サービスについて、「文化遺産の保全とイノベーションの調和を体現するもの」と述べ、親切で安全、便利なフエ市というイメージが旅行者の間で広がることに期待を示した。
ちなみに、グラブベトナムはかつて、エイプリルフールネタで「グラブシクロ」を発表したことがあるが、今回は実際にサービスを開始する運びとなった。