ホーチミンとドンナイ省で大規模インフラ複数着工、メトロや橋など

2026/01/16 06:56 JST配信
  • ラックチエックスポーツコンプレックス
  • ホーチミン市メトロ2号線
  • ホーチミン~ドンナイ間の橋など

 ホーチミン市と、同市に隣接する東南部地方ドンナイ省で15日、複数の大規模インフラ事業が着工された。これらの事業は、第14回共産党全国大会を記念する重点プロジェクトで、ホーチミン市の成長基盤を強化する狙いがある。

(C) nld
(C) nld

ラックチエック国家スポーツコンプレックス

 最大の案件は、ホーチミン市ビンチュン街区のラックチエック国家スポーツコンプレックスで、投資総額は145兆6000億VND(約8800億円)に達する。官民パートナーシップ(PPP)方式で展開され、187haの用地に7万人が収容できる中央スタジアムを中核とする、東南アジア有数の規模のスポーツ・文化・サービス複合拠点を整備する計画だ。完成後は、スポーツ、観光、商業を結び付ける新たな経済エコシステムの形成が期待される。

ホーチミン市都市鉄道(メトロ)2号線

 また、ホーチミン市メトロ2号線(ベンタイン~タムルオン間)も着工した。投資総額は55兆1790億VND(約3300億円)で、公的予算で賄う。市の中心部と北西部を結ぶ全長11.3kmのメトロとなり、欧州基準の最新技術を採用し、自動運転レベルは最高水準の「GoA4(レベル4)」を目指す。完成時には、1時間に1方向当たり4万0500人の輸送能力を有し、2030年の開業を予定している。

戦略的インフラとしての4本の橋

 さらに、市の広域交通網を強化する戦略的インフラとして位置付けられる以下の4本の橋は、いずれもPPP方式で展開し、2028年から2029年にかけて開通する予定となっている。

カンゾー橋(ホーチミン市旧ニャーベー郡~旧カンゾー郡間)

 投資総額13兆2000億VND(約800億円)、全長6.3km。2029年の完成を見込む。長年にわたりビンカインフェリーに依存してきた旧カンゾー郡の交通環境を抜本的に改善し、海洋観光や沿岸経済の発展を後押しする。

第2フーミー橋(ホーチミン市南部~ドンナイ省間)

 投資総額23兆1860億VND(約1400億円)、全長6.0km。2029年の完成を見込む。

カットライ橋(ホーチミン市旧2区~ドンナイ省間)

 投資総額18兆2990億VND(約1100億円)、全長11.6km。2029年の完成を見込む。カットライフェリーに代わる存在となる。

ロンフン橋(ホーチミン市旧9区~ドンナイ省間)

 投資総額11兆4960億VND(約690億円)、全長9.8km。2028年の完成を見込む。

 これら一連の大規模インフラ事業は、都市間の移動時間の短縮や物流コストの削減、投資環境の改善を通じて、ホーチミン市やドンナイ省などを含む南部の重点経済地域全体の持続的成長を支える基盤になると期待されている。

[VTV 09:43 15/01/2026 / Doanh Nhan Sai Gon 11:30 15/01/2026, A]
※VIETJOは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。
© Viet-jo.com 2002-2026 All Rights Reserved 免責事項

この記事の関連ニュース

 ホーチミン市人民委員会は、同市都市鉄道(メトロ)2号線(ベンタイン~タムルオン間)について、路線計画...
 東南部地方ドンナイ省人民評議会は、ホーチミン市と同省を結ぶ橋3本の建設計画について、担当当局を決...
 ホーチミン市人民委員会はこのほど、同市2区アンフー街区で計画されているラックチエック国家スポーツ...

新着ニュース一覧

 ホーチミン市と、同市に隣接する東南部地方ドンナイ省で15日、複数の大規模インフラ事業が着工された。...
 ハノイ市都市鉄道(メトロ)2A号線(カットリン~ハドン区間)および3号線(ニョン~ハノイ駅区間)を運営す...
 「ベトナムフェスティバル2026大阪」が、3月7日(土)・8日(日)の両日に大阪・大阪城公園太陽の広場で開...
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
(※本記事はVIETJOベトナムニュースのオリジナル記事です。) 【ロンドン編】はこちら 【パリ編】は
 南中部地方ダナン市人民委員会は、最も代表的かつ利用率が高いステーブルコインであるUSDTと法定通貨の...
 レ・ホアイ・チュン外相は13日、ルオン・クオン国家主席の代理として、マーク・ナッパー駐ベトナム米国...
 北部で「病畜の肉」の販売ルートが摘発された事件に関連し、北部紅河デルタ地方ハイフォン市警察は裏付...
 観光不動産開発を手掛けるサングループ(Sun Group)傘下の航空会社であるサン・フーコック・エアウェイ...
 鹿島建設株式会社(東京都港区)と地場デベロッパーのインドチャイナ・キャピタル(Indochina Capital)と...
 2025年の電子商取引(eコマース=EC)市場は、売上高と取り扱い数量の両面で大幅な成長を達成した一方、...
 ベトナムを代表するIT最大手FPT情報通信[FPT](FPT Corporation)は、人工
 ベトナムを代表するIT最大手FPT情報通信[FPT](FPT Corporation)は13日、イ
 ホーチミン市人民委員会は、外国の組織・個人による購入・所有が可能な住宅プロジェクトのリストに、新...
 ハノイ市でこのほど、「ベトナム温泉鉱泉協会(Vihoma)」の設立式典が開催された。これは、温泉・鉱泉資...
 英スタンダードチャータード銀行(Standard Chartered Bank)は、2026年のベトナム経済について引き続き...
トップページに戻る