トー・ラム書記長 兼 国家主席の中国国賓訪問に際し、ベトナムと中国の企業は鉄道や航空、デジタルトランスフォーメーション(DX)などの分野で10件の覚書(MOU)を交換した。
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また、全日空(ANA)が出資するベトナムのフラッグキャリアであるベトナム航空[HVN](Vietnam Airlines)は、中国のパートナー企業2社と総額5000万USD(約80億円)規模の協力協定に署名した。
中国企業との間で10件の覚書を交換
両国企業の代表者は、政府関係者の立ち会いのもと、10件のMOUを交換した。協力分野はベトナム国内の鉄道や都市鉄道(メトロ)のほか、国際鉄道輸送、物流インフラ投資など多岐にわたる。さらに、観光客の相互誘致や商品販売網の拡大、企業経営におけるDX化なども含まれる。
航空分野では、航空機メンテナンス能力の向上や座席の製造に関する協力に加え、中国・上海の民間航空機製造会社である中国商用飛機(Commercial Aircraft Corporation of China=COMAC)の航空機リースに向けた資金調達に関する意向書も交わされた。
ベトナム航空が5000万USD規模の提携
HVNは、中国のパートナー企業と旅客・貨物の両分野で提携した。旅客分野では、中国の旅行・航空券予約サービスを手掛ける北京説走就走科技(Beijing ShuoZouJiuZou Technology)と約2000万USD(約31億8000万円)規模の協力覚書を締結し、相互の旅客交流を促進する。
貨物分野では、中国の航空貨物・物流サービスを手掛ける上海万鈞航空服務(Shanghai Wan Jun Aviation Service)と総額3000万USD(約48億円)の協力に合意し、国際物流ネットワークを強化する。
HVNは現在、ハノイ市とホーチミン市から北京、上海、広州への6路線を運航しており、2026年には同路線の旅客数が約78万人に達すると見込んでいる。
近年、越中間の経済協力は拡大が続いている。2025年の両国の貿易額は前年比+24.8%増の2564億USD(約41兆円)に達し、中国はベトナムにとって最大の貿易相手国となった。投資面でも2025年の中国からの海外直接投資(FDI)認可額は前年比+20.4%増の59億6000万USD(約9500億円)で国別第2位となっている。
また、同年の中国からの訪越客数は前年比+41%増の528万人で最大の訪越市場となり、両国は今後もインフラ接続やスマート国境ゲートの試験導入などを通じて連携を深める方針だ。




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