在ベトナムヨーロッパ商工会議所(ユーロチャム)がベトナムに進出している欧州企業を対象に実施した2026年第1四半期(1~3月期)業況判断指数(BCI)の調査結果によると、同期のBCIは72.7ポイントとなり、直近のピークだった前期から低下した。一方で、欧州企業のベトナムに対する長期的な投資意欲は依然として高いことが示された。
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地政学リスクでBCIは低下も長期的な魅力は維持
同期のBCIは、2025年第4四半期(10~12月期)の80.0ポイントから▲7.3ポイント低下した。中東紛争をはじめとする地政学的な緊張の高まりを背景に、企業の慎重な姿勢が強まった。調査対象企業の90%が、コスト圧力や地政学的な変動を今年のリスク要因として挙げている。懸念事項のトップはエネルギー・燃料価格の変動で全体の75%を占め、これに運営コストの上昇(61%)、世界的な需要減少リスク(55%)が続いた。
しかし、ユーロチャムによると、短期的に企業心理が慎重化しているものの、ベトナムの長期的な魅力は引き続き維持されている。調査に参加した企業の93%が、ベトナムを投資先として推薦する意向を示しており、これはBCI調査開始以来で極めて高い水準となった。産業別に見ると、農業・食品分野および観光・ホテル分野では100%の企業がベトナムを推薦すると回答している。
戦略的拠点とする企業ほど高い業績
2026年1~3月期の業績については、企業の56%が好調な結果を報告した。ベトナムを地域戦略の重要拠点と位置づけている企業群では、65~68%が良好な業績を達成し、96%が投資先として推薦すると答えた。一方で、ベトナムでの事業展開を限定的なものに留めている企業群では、良好な業績を報告した割合は23%にとどまり、ベトナムを推薦する企業の割合も半分未満だった。
ユーロチャムのブルーノ・ジャスパール(Bruno Jaspaert)会長は、世界経済が地政学的な波風に直面し、サプライチェーンの再編が進む中、多くの企業が安定した事業拠点を探していると指摘した。2026年1~3月期のベトナムの国内総生産(GDP)成長率が前年同期を上回る+7.83%という高い伸びを記録したことも、投資家のベトナム経済に対する信頼を裏付ける強固な基盤になっていると評価した。




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