ロンタイン空港、27年にホーチミン圏の国際線90%受け入れ

2026/04/21 06:47 JST配信

 全国の20以上の空港を管理・運営するベトナム空港社[ACV](Airports Corporation Of Vietnam)は、ホーチミン市タンソンニャット国際空港から東南部地方ドンナイ省のロンタイン国際空港へ、国際線の運航を段階的に移管する最新の計画案を関連当局に提出した。

(C) ACV
(C) ACV

 承認されれば、2027年中にロンタイン国際空港がホーチミン市エリアの国際線旅客の90%以上を受け入れることになる。

段階的な移管スケジュール

 提出された計画は、段階的に国際線を移管する内容となっている。第1段階として、ロンタイン国際空港の商業運用開始から2026年の冬ダイヤ(2026年12月1日から2027年3月27日まで)が終了するまで、タンソンニャット国際空港の貨物便を含む長距離国際線をすべてロンタイン国際空港へ移管する。これにより、ホーチミン市エリアの国際線旅客の約19%がロンタイン国際空港を利用することになる見込みだ。

 続く第2段階では、2027年の夏ダイヤから2030年末まで、ベトナムの航空会社が運航する1000km未満の短距離路線を除く、残りのすべての国際線をロンタイン国際空港へ移管する。

 さらに2030年以降は、定期国際線をすべてロンタイン国際空港に集約し、タンソンニャット国際空港は国内線および不定期国際線、チャーター便を中心に取り扱う方針だ。

運営に向けた準備と試験運用

 ACVは空港の開業に向け、組織体制や人員、運営計画などの準備を急いでいる。すでに管理・運営を担う第一級支店や、貨物サービス、燃料サービスの支店を設立した。

 また、韓国の空港運営会社である仁川国際空港公社(Incheon International Airport Corporation)およびコンサルティング会社であるPIFによるコンソーシアムとコンサルティング契約を結び、運営移行・試験運用プログラムを展開している。

 2026年9月から11月にかけて3回の試験運用を実施し、10~12月中の商業運用開始を目指す。

航空会社の懸念と課題

 航空各社は移管計画に向けて準備を進めているが、懸念事項も浮上している。初期段階において乗客が新空港に不慣れであることを考慮し、各社はコスト削減のためのサービス料減免を求めている。

 また、タンソンニャット国際空港の国内線とロンタイン国際空港の国際線の乗り継ぎについても懸念があり、渋滞が頻発するホーチミン~ロンタイン~ザウザイ間高速道路での移動が大きな課題となっている。

 なお、ロンタイン国際空港の投資総額は約336兆6000億VND(約2兆0300億円)に上り、完成すればベトナム最大の空港となる。

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