南部メコンデルタ地方カントー市の水産加工会社ベトナム・クリーン・シーフード(Vietnam Clean Seafood)は7月、寿司・刺身用としてティラピアのフィレを日本に初めて輸出した。製品の高付加価値化に向け、約6か月にわたり養殖・加工プロセスに投資してきた成果が実を結んだ形だ。
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同社のボー・バン・フック社長によると、品質と味に対する日本市場での評価は高く、今後は米国やカナダなどへの輸出拡大も予定しているという。
気候変動の影響により諸外国で海面養殖のコストが上昇する中、ベトナムの汽水域で大規模養殖が可能なティラピアは、市場の潜在力が大きいとみられている。日本などの厳格な市場の基準を満たすため、種苗から輸出に至るまでの全行程で水産法などに基づく厳重な品質管理を徹底し、トレーサビリティを確保している。
ベトナムの水産部門のデータによると、2026年1~5月期のティラピア輸出額は前年同期の2倍となる6200万USD(約99億8200万円)に達した。最大の輸出先はブラジルで、同期の輸出額は3400万USD(約54億7400万円)と全体の半分以上を占めた。また、2025年の全国のティラピア生産量は前年比+約33%増の約42万tに達した。




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