MTFのミスコン国内大会、23歳短大生が優勝も…大会は無許可開催で主催者に処分か

2023/04/11 06:01 JST配信

 MTF(Male to Female=身体的には男性であるが性自認が女性)のミスコンテストの国内大会「ミス・トランスジェンダー・ベトナム2023」の決勝が8日夜にホーチミン市で開催され、北部紅河デルタ地方ハイズオン省出身のグエン・ハー・ジウ・タオ(Nguyen Ha Diu Thao)さん(23歳)がミスの栄冠を勝ち取った。

(C) vnexpress
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 ミスに輝いたタオさんは2000年生まれで、身長170cm、スリーサイズは90-68-94cm。前年には「ミス・ビューティー・クイーン2022」でもミスに輝いた。現在は家族とともに東南部地方ビンズオン省に住んでいる。

 タオさんは審査員らから、外見の美しさ、プロフェッショナルなパフォーマンス、英語のコミュニケーション能力の高さを評価された。

 質疑応答の審査でトップ3の3人が同じ質問を受けたところ、他の2人はベトナム語で回答したが、タオさんだけはベトナム語と英語の両方で答えたという。

 タオさんは、以前は工場労働者として働いていた。高校卒業後はドンナイ工業大学の旅行観光サービス管理学部に合格したが、経済的な事情で入学は叶わず、工場労働者やサービス業のスタッフとして生計を立てた。現在は短期大学で観光について学んでいる。

 タオさんが今大会に出場したのは、母親との約束があったからだ。タオさんが女性として生きることを決めたとき、母親はタオさんに「幸せに暮らし、自分自身を誇りに思い、自分の声と影響力を使って自分と同じような人たちを助けなさい」と言ったのだという。

 タオさんは「肉体労働を経て、多くの誹謗中傷を乗り越え、やっと夢を叶えることができました。何をするにも、常に自分を信じてさえいれば、すべてうまくいくことがわかりました」と話した。

 タオさんはベトナム代表として、6月にタイで開催される世界大会「ミス・インターナショナル・クイーン2023(Miss International Queen 2023)」に出場する。

 なお、2018年に開催された「ミス・インターナショナル・クイーン」の世界大会では、ベトナム代表として初出場したグエン・フオン・ザンさんが栄冠を勝ち取った。「ミス・インターナショナルクイーン・ベトナム2023」は、ザンさんの会社が主催したもので、過去2回の開催を経て2022年末に再始動。決勝までの過程をリアリティ番組としてユーチューブ(YouTube)で配信した。

 しかし、ホーチミン市文化スポーツ局は大会翌日の9日、「ミス・インターナショナルクイーン・ベトナム2023」は当局の許可を得ずに開催されたとして、詳細を調査した上で法律に従って主催者を厳格に処分する方針を明らかにした。

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