カエル話に飛びつき・・・一文無し

2006/05/12 07:17 JST配信

 メコンデルタ地方アンザン省では、広告のうたい文句にのせられてカエル養殖を始めた人々が、カエルが大きく育っても一人の買い手も現れず、困り果てている。このカエルはタイ原産種で、広告によると、子ガエルを買って4ヶ月ほど放し飼いにしておけば1キロ3万ドン(約200円)ぐらいで売れる、はずだった。

 ベトナムでは食用ガエルの需要は高いが、このタイ原産種のカエルは皮膚の色が「おいしいカエル」のようなつやのある金色ではない。そしてあまり動かないので食用となる肝心の後ろ足が細く、肉に締まりがないうえ、生臭くて料理に不向き・・・といいとこなしだ。1キロ1万3000ドン(約90円)まで値段を下げても、このカエルを見た業者らは首を振って帰って行く。借金までして作った養殖池で泳ぐ数千匹のカエルたちをどうしたものか、養殖業者らは頭を抱えている。

[2006年5月8日 Nguoi Lao Dong紙 電子版]
※VIETJOは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。
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