メコンデルタ地方:原因不明の奇病?15キロの腫瘍がある男性

2012/03/05 16:01 JST配信

 メコンデルタ地方キエンザン省ラックザー市在住のレ・タイン・ブーさん(男性:26歳)は、4歳の頃から体の表面に複数の小さな腫瘍が出来るようになった。しかし、家庭が貧しかったため、病院に行くこともできず、腫瘍を放置するしかなかった。腫瘍はブーさんの成長に伴い拡大し、今では背中と左腕に、合わせて約15キロという巨大腫瘍に成長している。1日付グオイラオドン紙(電子版)が報じた。

(C) Nguoilaodong
(C) Nguoilaodong

 ブーさんのお父さんとお姉さんにも同様の症状があるが、ブーさんの腫瘍は際立って大きい。米国の眼科医師団が2011年に同省で無料診断を行った際、医師らはブーさんの巨大腫瘍のサンプルを採取し、本国で分析した。しかし、原因究明には至らなかったという。

 腫瘍に痛みはないものの、体重の3分の1の重さとなっているため、動くのもままならない。ブーさんは「早く手術を受けて、こぶを取り除きたい。このままでは碌に働くこともできない」と嘆いた。

 メコンデルタ地方は、原因不明の腫瘍疾患に罹る人が多いことで有名だ。同省のある村でも、2008年に首の周辺に大きな腫瘍が出来る奇病が流行し、発症した15人の内、2人が死亡している。

[ Van Son, Nguoi Lao Dong , 09:48 (GMT+7) 1/3/2012U]
※VIETJOは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。
© Viet-jo.com 2002-2025 All Rights Reserved 免責事項

この記事の関連ニュース

 ホーチミン市に住むタイン・ロアンさん(女性・31歳)は10年以上前から悩まされてきた大きな胸から解放さ...
 東北部地方フート省タムノン郡クアンフック村(xa Quang Huc)に住むブイ・ティ・ニャーさんは90歳になる...
 ホーチミン市医薬大学病院は14日、ベトナムで過去最大の腹部腫瘍の事例となる卵巣嚢腫核出術に成功した...
 東北部タイグエン省タイグエン市フックスアン村在住の女性スアンさんは、右足の太腿に巨大な腫瘍があっ...
 ハノイ市の中央産婦人科病院で4日、紅河デルタ地方ナムディン省ギアフン郡在住のグエン・ティ・Lさん(...
 南中部クアンガイ省山間部のバトー郡とソンハー郡で過去2年間、発症者240人、死亡者 24 人を記録した謎...
 メコンデルタ地方ドンタップ省ラップボー郡在住のレ・ホアン・エムさん(男性:30歳)は、生まれた頃か...
 ホーチミン市チョーライ病院で7日、全身の表面にこぶ状の腫瘍ができたメコンデルタ地方出身の女性、タ...

新着ニュース一覧

 ベトナム株式市場は7日の取引で、アジア主要市場の中で最も大きく下落した。VNインデックスは前日比▲43...
 政府は、台風13号(アジア名:カルマエギ、日本では台風25号)で被災地となった南中部地方のクアンガイ省...
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
 ベトナム国家民間防衛指導委員会は7日朝、6日夜に南中部に上陸した台風13号(アジア名:カルマエギ、日...
 混み合う大学の中庭で、身長110cmのグエン・ティ・フオンさん(女性・23歳)は、まるで小学生が足早に歩...
 ホーチミン市建設局傘下の11区建設投資プロジェクト管理委員会は4日、同市フート街区(旧11区)のフート...
 韓国の食品製造会社であるサムファF&C(Samhwa F&C)はこのほど、自社で展開するフローズンヨーグルトの...
 ベトナムIT最大手のFPT情報通信[FPT](FPT Corporation)は、ドイツのフラ
 ベトナム航空[HVN](Vietnam Airlines)は6日、独自ブランドの香り「ニャー
 計画投資省海外投資局(FIA)が発表した海外直接投資(FDI)に関するデータによると、2025年1~10月期のFDI...
 ハノイ市人民委員会主席のチャン・シー・タイン氏が5日、党中央執行委員会によって中央監査委員長に選...
 ハノイ市の国家展示センター(VEC)で開催された「秋季フェア」で、トゥアンギア製造組立(Tuan Nghia)が...
 ホーチミン市建設局によると、同市コンダオ特区(コンダオ諸島)で初の電気バス路線が12月初旬に運行を開...
 格安航空会社(LCC)最大手ベトジェットエア[VJC](Vietjet Air)は、11月11
 自然エネルギー発電所の発電事業(IPP)などを手掛ける自然電力株式会社(福岡県福岡市)がグループ会社を...
トップページに戻る