紅河デルタ地方ビンフック省でオオサンショウウオに酷似した巨大生物が出現したとしてフェイスブックの投稿写真が話題になっていたが、これらの写真は投稿者がインターネットからダウンロードしてフェイスブックに再掲したもので、この生物が同省で出現したという情報は捏造だったことが明らかになった。
(C) thanhnien フェイスブックに投稿された写真 |
同省農業農村開発局傘下の森林警察が地元当局と協力して調査を行い、写真を投稿した同省ビンスエン郡タムホップ村に住むファン・タイン・トゥンさん(男性・25歳)を見つけ出して「情報が真実であれば1000USD(約12万1000円)の報酬を支払う」と約束。しかしこれに対しトゥンさんは、写真について曖昧な発言を繰り返すばかりだったという。
事実を明らかにすべく、森林警察がトゥンさんのパソコンを調べたところ、フェイスブックの投稿写真と同じものが保存されており、更にこれはインターネットからダウンロードしたもので、本人が撮影したものではないことが確認された。
これに先立ち、トゥンさんは2日、自身のフェイスブックページに日本の固有種でベトナムには生息していないはずのオオサンショウウオと見られる生物の写真2枚を投稿。これらの写真はすぐに拡散され、「ビンフックのモンスター」として話題になっていた。