女性として育った尿道下裂の男性、手術で本来の性を取り戻す

2015/09/04 14:42 JST配信

 ホーチミン市第2小児病院はこのほど、高度の尿道下裂患者のグエン・ティ・Nさん(25歳)を受け入れた。Nさんは、戸籍上は女性で、25年間にわたり女性として生きてきたが、実は男性だということが判明し、手術を受けて本来の性を取り戻すことになった。

(C) vnexpress, 検査結果通知書
(C) vnexpress, 検査結果通知書

 東南部バリア・ブンタウ省在住のNさんは、尿道に先天的な形態異常があった。しかし、Nさんの両親は経済的に余裕がなく、異常に関する知識もなかったため、赤ちゃんに治療を受けさせることもしなかった。更に両親は、男性器のない赤ちゃんを女の子だと思い込み、女性の名前を付けた上、出生届も女性として提出した。

 Nさんは、子供の頃から体は女性、心は男性だったため「自分は性同一性障害なのか」という悩みを抱えていたが、つい最近、妹の勧めで同市ツーズー病院で染色体検査を受けたところ、正真正銘の男性だということが分かった。Nさんは、保健省が性別再認定を認めている第2小児病院で更なる検査を受け、生殖器には陰茎と精巣があり、精巣には精子もあることが確認された。

 主治医によると、まず陰茎をまっすぐにする手術を行い、その6か月後に尿道口を現在の陰嚢辺りから亀頭の先端部に移動する治療を行う予定だという。これは、いわゆる性転換手術ではなく、尿道下裂の治療に過ぎないため、病院の診断・治療の結果を提示すれば、誤って申告した戸籍上の性別も容易に変更できる見通しだ。

© Viet-jo.com 2002-2026 All Rights Reserved 利用規約 免責事項

この記事の関連ニュース

 ホーチミン市チョーライ病院の医師らは1年の治療を経て、40歳の女性患者の精巣がん治療に成功した。 ...
 南中部高原地方ダクラク省でこのほど、男児として育てられてきた5歳児が実は女児だったことが判明し、...
 ホーチミン市第2小児病院は31日、性別が曖昧だった3歳の児童に「性別再認定証明書」を発行した。こうし...
 政府は5日、性別の再確定に関する政令を公布した。この政令は、各個人が適切な性別に従った生活を保障...
 最近原因不明の腹痛に悩まされていた26歳のバオさん(男性)は、Medic診療センター(ホーチミン市10区...

新着ニュース一覧

 ホーチミン市警察刑事警察部は、タンソンニャット国際空港の空港警察と連携し、市内のホテルで殺人を犯...
 独立行政法人エネルギー・金属鉱物資源機構(JOGMEC、東京都港区)は、ベトナム石炭鉱産グループ(Vietnam...
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
 23日のベトナム株式市場はほぼ全面安の展開となり、VNインデックスは3日連続で大幅に下落した。VNイン...
 ハノイ市郊外のダイスエン村(旧フースエン郡)ダーチャット村落の人々は、ベトナム語の標準語とは別に、...
 国家選挙評議会は21日、3月15日に実施された第16期(2026~2031年任期)の国会議員および各レベル人民評...
 ファム・ミン・チン首相は19日、エネルギー使用の効率化、エネルギー転換の促進、および電動車両などの...
 ホーチミン市のドゥックバー(聖母マリア)教会で19日、新しい2本の十字架が教会の2つの鐘塔の上に設置さ...
 ベトナム共産党のトー・ラム書記長は17日、新時代における首都ハノイの建設・発展に関する政治局決議第...
 ベトナム評価レポート社(ベトナムレポート=Vietnam Report)は、2026年における信頼性の高い不動産デベ...
 ハノイ市人民委員会は20日午前、環状2.5号線のジックボン(Dich Vong)~トゥオンディン(Thuong Dinh)区...
 ベトナムと日本の両国政府はハノイ市で20日、総額892億5600万円を限度とする円借款3件に関する書簡の署...
 在外ベトナム人国家委員会(SCOV)によると、現在、世界130以上の国と地域に約600万人の在外ベトナム人...
 地場の小売大手であるホーチミン市商業合作社(サイゴンコープ=Saigon Co.op)はこのほど、2026年の業績...
 国連の持続可能な開発ソリューション・ネットワーク(Sustainable Development Solutions Network=SDSN...
トップページに戻る