12月4日開催｜【日本人が知らない】ベトナム市場の真実と日系企業の経営課題... (PR)

　北中部地方ハティン省ハティン市で3日、女子大生がマイリンタクシー(Mai Linh)の運転手に強盗目的で殺害されるという事件が発生した。

(C) zing, オアインさん

(C) zing, 遺体発見現場付近

　殺害されたのは、北中部地方トゥアティエン・フエ省フエ市にあるフエ師範大学4年のファム・ティ・オアインさん(女性・23歳、紅河デルタ地方ハナム省出身)。オアインさんは、今年度の高校卒業・大学入学統一試験で、ハティン市の会場の試験監視員を務めていた。事件当日は試験の最終日だった。

　親族や友人の話によると、オアインさんは3日夜、教会の礼拝に出席するため、タクシーに乗って同市タックハ村の教会に向かった。21時30分頃に礼拝が終わり、同じタクシーで同村にある友人の家を訪れ15分ほど滞在した後、市内のホテルに戻る際も同じタクシーを利用した。

　21時46分、オアインさんから友人の携帯電話に「タクシーがホテルと違う方向に向かっている」とのメッセージが送られた。更に2分後、不安を伝えるメッセージが送られたが、その後は連絡が途絶えたという。深夜になってもオアインさんが帰宅しなかったため、友人らは警察に通報した。

　同省警察は5日、マイリンタクシーの運転手であるグエン・バン・ティエン容疑者(男・26歳、同市タックリン街区在住)を犯人として特定、出頭を命じた。同容疑者は警察の取り調べに対し、強盗目的でオアインさんを人気のないところに連れ出し、首を絞めて殺害した後、遺体を川に遺棄したと供述した。

　オアインさんのかばんには、携帯電話と現金25万VND(約1160円)が入っていた。遺体は5日昼までに、ハティン市中心部から4～5km離れたタックハー郡を流れるゲン川スー橋付近で、浮き草に覆われた状態で発見された。