タクシー運転手、客の奪い合いで1人が死亡

2007/07/26 08:24 JST配信

 18日午前9時ごろ、ホーチミン市のトゥードゥック総合病院の敷地内で、タクシー運転手同士の客の奪い合いから、1人が死亡、1人がけがを負う事件が起きた。

 病院から出てきた客を乗せようとしていたタクシー運転手のファム・バン・ルイさん(45歳)は、後方から別のタクシーが近付いてくるのに気が付き、これを制止しようと立ちはだかった。しかし、このタクシーを運転していたダン・ミン・バック容疑者(53歳)はアクセルを踏み込んでルイさんをはね飛ばし、地面に叩きつけられたルイさんをさらに車でひいて死亡させた。

 現場には同じくタクシー運転手のルイさんの息子(21歳)も居合わせ、父親への報復としてバック容疑者の頭を鉄パイプで殴ってけがを負わせた。

 この一連の事件の背景には、同病院の敷地内で恒常的に行なわれていたタクシー同士の客の奪い合いがあるものと見られている。バック容疑者は客を横取りする行為で多くの運転手仲間から非難を浴びていた。

[2007年7月19日 Nguoi lao dong紙 電子版]
※VIETJOは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。
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