ハノイ市中央小児病院のファム・ドゥック・ヒエン副院長によると、抜毛症の女児(11歳)の胃から巨大な毛玉が見つかり、このほど摘出手術を行った。女児は2歳ごろから髪を抜いて食べる癖があったという。
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副院長の話では、人間の胃から毛玉が見つかるのは珍しいが、若い女性の間で稀に見られ、その殆どは精神的ストレスから抜毛症や食毛症を発症したケースだという。毛玉が溜まると胃潰瘍や黄疸、胆管閉塞などを引き起こす恐れもある。
今回女児の腹部から見つかった毛玉は20×10×8cmもある巨大なもので、大人の手の大きさと同じぐらいのサイズだった。毛玉が大きかったため、内視鏡では取り除けず、開腹手術で毛玉を取り出さなければならなかった。女児は現在、術後のメンタルケアを受けているが、健康状態は安定しているという。