- 8か国の計10チーム参加、ベトナム2チーム
- ベトナムと中国が決勝進出、ベトナムは初
- 中国優勝、賞金2万USD
南中部地方ダナン市で5月31日から開催されていた「ダナン国際花火大会2025(DIFF 2025)」が12日、1か月余りの開催期間を終えて閉幕した。
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13回目を迎えた今回のダナン国際花火大会のテーマは「ダナン−新時代」。大会にはベトナムの2チームと、韓国、中国、イタリア、フィンランド、カナダ、英国、ポルトガル、ポーランドの8か国のチームの計10チームが参加した。
5月31日、6月7日、6月14日、6月21日、6月28日の5日間に2チームずつが花火を打ち上げ、ベトナムの国防省国防産業総局傘下の花火メーカーである「Z121 Vina Pyrotech」チームと、2024年の大会で準優勝だった中国チームが決勝に進んだ。ベトナムチームは今回が初の決勝進出となった。
12日の決勝は、「新時代の到来」をテーマに、両チームがそれぞれ花火を打ち上げた。審査の結果、中国チームが優勝を果たし、賞金2万USD(約300万円)が贈られた。また、準優勝のベトナムの「Z121 Vina Pyrotech」チームには、賞金1万USD(約147万円)が贈られた。
このほか、ポルトガルチームが「クリエイティブ賞」、ベトナムの「Danang Fireworks Team」が「観客賞」、イタリアチームが「有望賞」を受賞し、それぞれ賞金5000USD(約73万5000円)が贈られた。
なお、統計によると、決勝だけでも市内の宿泊施設は約9万8000人の観光客を受け入れ、前年同期比+6.4%増加した。海外からの観光客は+81%増加、国内の観光客は同+18%増加した。特に、中心部と沿岸部の多くのホテルでは稼働率がほぼ100%に達した。