中部地方3省(ハティン省、クアンビン省、クアンチ省)でこれまでに、住民1万人が残留地雷や不発弾による事故で亡くなっていたことが、このほど国防省と米国ベトナム退役軍人財団(VVAF)が共同で実施した聞き取り調査で明らかになった。
調査は3省の334の村で実施され、その結果全面積の13%で依然として地雷や不発弾が埋っていることを確認した。また残留の可能性のある地域も含めると全面積の30%が、残留または残留の疑いの強い危険地域であることも明らかになった。
これらの地域では地雷や不発弾の除去処理が進んでおらず、ベトナム戦争の傷跡が農業・地下水開拓や住宅建設など、住民の生活に依然大きな影を落としている。