サイゴン水道総公社(サワコ)のボー・クアン・チャウ副社長は18日、ホーチミン市人民評議会の経済予算委員会にサイゴン川の水質が日増しに低下している状況を報告した。
チャウ副社長によると、同市クチ郡にあるタンクイ工業団地とタンフーチュン工業団地の各工場の排水の中には多量のアンモニウム、有機物、微生物が含まれており、これがサイゴン川汚染の原因だという。タンヒエップ浄水場の取水口はこれらの工業団地より上流に位置しているが、距離が近いために原水の水質に影響が出ているという。現在同浄水場ではサイゴン川を原水として、1日当たり27万~28万立方メートルの水をホーチミン市西部の区と郡に供給している。
チャウ副社長は、浄水が規定された基準を満たせるよう処理しているが、同社には汚染の原因をどうすることもできないと語った。